【ウイスキー初心者の比較レビュー】余市:北の海辺で育まれたシングルモルト
この記事では、ウイスキー初心者の私がウイスキーの飲み比べをした感想を公式ホームページの紹介やウイスキーの達人たちの評価と比較をしています。
世の中にはウイスキーの達人や公式ホームページの紹介などの情報はたくさんありますが、ウイスキー初心者が飲み比べをした情報はあまり多くありません。
しかし、初心者にとって気になるのは実際に初心者がウイスキーを飲んでみた時にどう感じるのか、この点が非常に大きいと思います。
このような取り組みを記事にまとめることでウイスキー初心者が実際にウイスキーを飲むとどの様に感じるかなどの初心者向けの有益な情報が提供できるのではないかと思い記事にまとめることとしました。
今回は第六弾として「余市」について紹介します。
日本ウイスキーの父、竹鶴正孝がウイスキー製造の理想の地として選んだ北海道 余市で育まれたウイスキー「余市」。
初心者である私が実際に飲んでみてどのように感じたのか紹介していきます。
余市ってどんなウイスキー??
余市はニッカウヰスキー北海道工場・余市蒸留所で作られるシングルモルトウイスキー(アルコール度数:45度)です。
余市蒸留所は“日本のウイスキーの父”と呼ばれる創業者・竹鶴政孝が、ウイスキーづくりの第一歩として選んだ場所でもあります。
日本のスコットランドと称される、ニッカウヰスキーの聖地でもあり、創業時と変わらない伝統の技、ウイスキーづくりへの情熱が力強く重厚なモルト原酒を育んでいます。
・余市の基本情報
商品名 | シングルモルト 余市 |
蒸溜所 | 余市蒸溜所 |
原産地 | 日本(北海道) |
原材料 | モルト |
アルコール度数 | 45% |
価格 | 4200円(メーカー希望価格) |
ウェブサイト | シングルモルト 余市 |
・ニッカウヰスキー 余市蒸留所の位置情報(航空写真モードだと見やすいです)
余市原酒は世界でも珍しい石炭直火蒸留によって生まれ、北の地の澄み切った空気の中でゆっくりと熟成を遂げ、力強い重厚な余市モルトに仕上がります。
ニッカウヰスキー 余市蒸留所の詳細情報はこちらをごらんください。
余市を飲んでみた感想
それでは実際に余市を飲んでみた感想を公式ホームページの紹介と比較してみます。
余市の公式ホームページでの紹介(テイスティングノートより)
ヘビーピートタイプの原酒が力強く主張し、新樽モルトとシェリー樽モルトによってしっかりとしたボディ感とウッディな樽の風味が加えられています。
ピートの香りとソルティさを感じる、個性的なシングルモルトです。
・香り:やわらかな樽熟成香と麦芽の甘さ、豊かな果実香の調和。穏やかで心地よいピート感。
・味わい:オークの甘さとしっかりとしたピートの味わい。麦芽の香ばしさとオレンジのような果実の調和。
・余韻:あたたかなオークの甘さとスモーキーさがゆっくりと持続する。
ウイスキー初心者が飲んでみた感想
ボトルのデザインは同じニッカウヰスキーの商品である宮城峡と似ていますが、ラベルの一部の色が濃い青になっており、北の地の海っぽさもイメージとしてわいてきます。
飲んでみた素直な感想はジャパニーズウイスキーの中でもかなり個性的なウイスキーだと思いました。
ジャパニーズウイスキーの代表格である山崎や白州と比較するとピーティー・スモーキーでクセがあるように感じました。
ただ、アイラウイスキーのような強烈なピーティーさ、スモーキーさといった圧倒的なクセではなく、あくまで日本らしい繊細にまとまった印象。
それでは実際にストレートで飲んでみた感想です。
・香り:ほんのりと甘さをともなう果実香が最初に訪れて、その後からピート感と塩っ気のある香りがほのかに訪れます。
・味わい:最初の口当たりは甘さは抑えめでビターな印象が強い。ビター感とともにピート感もやや遅れて訪れます。シェリー樽由来の甘さが感じられると書いてある記事も多く見受けられますが、個人的には口に含んで少し時間が経ってから感じられるような気がしました。甘さの奥の方にちょっとビターなオレンジっぽさと若干のソルティさが訪れます。
・余韻:ビター→ピーティー→ソルティの順に余韻が広がり、最終的にはビターな余韻が残る印象でした。
続いて、ロックでもいただいてみます。
ロックにするとビター感がかなり強くなり飲みにくくなるかなーって思っていましたが、甘さはしっかりと残り、とろっとした口当たりに塩っぽさもあいまってかなり美味しかったです。
これは完全に思わぬ誤算です。
余市のロックは美味かったです!!
最後にソーダ割でいただいてみます。
ソーダ割では甘さは控えめで塩っぽさが前の方に出てきた感じがしました。
余韻はしっかりとビター、ピーティーで飲みごたえのしっかりあるソーダ割になりました。
ウイスキー初心者へのおすすめ度
今回は余市の紹介をしました。
ジャパニーズウイスキーの中ではかなりクセのある方だと思いますが、ストレート、ロック、ソーダ割のいずれの飲み方でもしっかりと楽しめるウイスキーだと思いました。
アイラウイスキーほどクセの強いスモーキーさやピート感というわけでもなく、タリスカーほどソルティなわけでもないので、スモーキーさやピート感、ソルティ感に挑戦してみたい人がチャレンジしてみるにはちょうど良いウイスキーだと思いました。
ウイスキー初心者へのおすすめ度は70点/100点です。
ただし、スモーキー、ピーティーなウイスキーに挑戦してみたい人へのおすすめ度は90点/100点です。
おすすめアイテム
・余市
・炭酸水
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