【ウイスキー初心者の比較レビュー】グレンバーギー15年:バランタインのキーモルトの一つ
この記事では、ウイスキー初心者の私がウイスキーの飲み比べをした感想を公式ホームページの紹介やウイスキーの達人たちの評価と比較をしています。
世の中にはウイスキーの達人や公式ホームページの紹介などの情報はたくさんありますが、ウイスキー初心者が飲み比べをした情報はあまり多くありません。
しかし、初心者にとって気になるのは実際に初心者がウイスキーを飲んでみた時にどう感じるのか、この点が非常に大きいと思います。
このような取り組みを記事にまとめることでウイスキー初心者が実際にウイスキーを飲むとどの様に感じるかなどの初心者向けの有益な情報が提供できるのではないかと思い記事にまとめることとしました。
今回は第七弾として「グレンバーギー15年」について紹介します。
グレンバーギーはザ・スコッチの異名を持つかの有名なブレンデッドスコッチ、バランタイン17年のキーモルトの一つです。
初心者である私が実際に飲んでみてどのように感じたのか紹介していきます。
グレンバーギー15年ってどんなウイスキー??
「バランタイン」は、スコットランドのハイランド、ローランド、スペイサイド、アイラの4つの地方の厳選されたモルト原酒とグレーン原酒を使用した、スコットランドを代表するブレンデッドウイスキーです。
バランタインシリーズの中でも特に評価が高いのが、ザ・スコッチの異名を持つバランタイン17年です。
このバランタイン17年は数多くのウイスキーをブレンドして作られているのですが、ブレンドで主に使用されている7種のウイスキーが「スキャパ、プルトニー、バルブレア、グレンカダム、グレンバーギー、ミルトンダフ、アードベッグ」です。
この7種のウイスキーを「バランタイン魔法の七柱」といいます。
魔法の七柱の中でも「スキャパ」、「ミルトンダフ」、「グレンバーギー」、「グレントファーズ」の4つのキーモルトを重視したブレンドとなっています。
この4つのキーモルトの中でも、スペイサイドのグレンバーギー蒸溜所、ミルトンダフ蒸溜所、グレントファーズ蒸溜所のモルト原酒はブレンデッド用に作られているものが多く、シングルモルトとして世の中に出回ることは多くはありませんでした。
しかし、バランタインファンが多いこともありサントリースピリッツから「グレンバーギー15年」、「ミルトンダフ15年」、「グレントファーズ15年」、「グレンバーギー18年」が数量限定で販売されました。
ザ・スコッチ バランタイン17年のなめらかで繊細な後味、ベリー系・ナッツの味わいを生み出しているのがグレンバーギーと言われています。
今回紹介するグレンバーギー15年は洋梨や赤りんごを思わせる香り、フルーティな味わい、ほのかな甘い余韻が特長とされています。
・グレンバーギー15年の基本情報
商品名 | グレンバーギー15年 |
蒸溜所 | グレンバーギー蒸溜所 |
原産地 | スコットランド(スペイサイド) |
原材料 | モルト |
アルコール度数 | 40% |
価格 | 7000円(メーカー希望価格) |
ウェブサイト | バランタイン シングルモルト |
・グレンバーギー蒸留所の位置情報(航空写真モードだと見やすいです)
別記事でバランタインシリーズのレビューも行っています。興味がある人は下記よりご覧ください。
– バランタインシリーズ飲み比べ
– バランタインファイネスト:デイリーウイスキーの代表格
– バランタイン12年:スコッチの宝石
– バランタイン17年とバランタイン21年の比較レビュー
グレンバーギー15年を飲んでみた感想:味わい、香りの特徴など
それでは実際にグレンバーギー15年を飲んでみた感想をウイスキーの達人たちや公式ホームページの評価と比較して紹介します。
グレンバーギー15年の公式ホームページでの紹介とウイスキーの達人たちの評価
素性の良い華やかなフルーティーさと、ナッティーな軽い香ばしさが特徴的とされています。
- 香り:柔らかい赤リンゴや洋ナシのようなフルーティーな香り。華やかなフルーティーさ。青みがかった草っぽさとオーク香、乾いた木材。ドライであまり厚みはないが、奥にはほのかに麦芽香もある。
- 味わい:豊かで滑らかな口当たり。ハチミツのような甘美さ、洋ナシのようなフルーティーさ。ナッツのような軽い香ばしさ、麦芽風味、ジワジワとドライなウッディネスが支配的になり、軽いえぐみ、青みがかったニュアンスも。
- 余韻:ドライで軽いピリピリとした刺激もあるが、華やかに長くまろやかな余韻。
ウイスキー初心者が飲んでみた感想
ボトルのデザインは個性が強すぎず若干の限定商品感も感じることができて部屋に飾っておきたくなる。
実際に飲んでみた第一印象はまろやかで飲みやすいウイスキー。
非常に飲みやすく嫌いな人はいないんじゃないかと思うくらい、どなたにもおススメできるウイスキー。
それでは実際にストレートで飲んでみた感想です。
- 香り:洋ナシ感はあまり分からなかったが、リンゴのようなフルーティーな香りがまず鼻に届く。続いてほんの少しだけ草原を思わせる草のような香りが届き、その直後にハチミツとナッツの香りが訪れます。個人的にはこのハチミツとナッツの香りが印象深く鼻に残るように感じました。文字にすると様々な香りが複雑に訪れるように感じてしまうかもしれませんが、それぞれがバランスよく訪れるので、とても心地よい優雅な香りです。
- 味わい:非常に滑らかな口当たり。ホントに滑らかなナッツとハチミツ感が強い。このナッツとハチミツ感に少し遅れて若干の酸味があるフルーティーな味わいが訪れます。最後に若干のビター感とアルコールのピリピリ感がきますが、最後までしっかりとハチミツとナッツの滑らかな味わいが残り誠に美味です。
- 余韻:たしかに若干のアルコールならではのピリピリ感とビター感は残りますが、このピリピリ感が過ぎ去った後でもナッツとハチミツのような滑らかな余韻が長く残り続けます。最後まで滑らかなウイスキーだと思いました。
次に少しだけ加水してみます。
一滴、二滴程度水を垂らしてみます。
そうすると香ばしいナッツの香りが立ちあがってきました。ストレートではあまり感じられなかった洋ナシの香りも感じることができました。
味わいはアルコールとしての角が取れたようで、水を数滴垂らしただけでもピリピリ感は減りました。
ナッツ感が全面に出てくると思いきや、意外とフルーティーさが目立つようになりました。
このフルーティーさによって、より一層華やかな印象になりました。
個人的にはストレートの方がおすすめです。
ウイスキー初心者へのおすすめ度
今回はグレンバーギー15年を紹介しました。
ザ・スコッチ バランタイン17年のキーモルトになっているだけあって、まことに秀逸なウイスキーだと思いました。
特にストレートで口に含んだ時のナッツとハチミツの滑らかな味わいが心地よく最後まで残り、本当に美味しいウイスキーだと思いました。
価格が7000円前後でちょっと試してみるには少し高いという点が若干のネックですが、バランタイン17年を飲んでみて気に入った方にはぜひ飲んでもらいたいウイスキーです。
ウイスキー初心者へのおすすめ度は90点/100点です。
ホントは100点をつけても良いくらい美味しいウイスキーだと思いましたが、値段が若干ネックになったので90点とさせて頂きました。
おすすめアイテム
・グレンバーギー15年
・グレンバーギー12年
・バランタイン17年
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