【ウイスキー初心者の飲み比べ】バランタイン17年とバランタイン21年の比較レビュー

ウイスキー

【ウイスキー初心者の飲み比べ】バランタイン17年とバランタイン21年の比較レビュー

今回は同一銘柄の年代別飲み比べです。

今回の飲み比べは誰もが知る、王道ブレンデッドスコッチウイスキーであるバランタイン

その長期熟成ものである17年21年の味わいの違いを、ウイスキーを飲み始めたばかりの初々しい感性をもとに飲み比べてみました。

これから先、長くウイスキーと付き合っていく中で、初々しい頃の自身の感性を記録として残しておくとともに、ウイスキー初心者の方にも初心者ならではのウイスキーの味わいの感じ方を紹介できればと思います(笑)

バランタインとは

バランタインはウイスキー好きだけでなく、誰もが知っている銘柄の一つです。

1827年、ジョージ・バランタインによって創業され、190年以上スコットランドウイスキーの伝統と味わいを守り続けてきました。

スコッチウイスキーの代名詞的な存在であり、スコッチウイスキーの売上ランキングでは常にTop3に入る大変人気のあるウイスキーです。

バランタインのウイスキーは複数のモルト原酒とグレーン原酒をブレンドしたブレンデッドウイスキーです。

商品ラインナップにはバランタインファイネスト、バランタイン12年、バランタイン17年、バランタイン21年、バランタイン30年などがあり、大変豊富なラインナップとなっています。

今回紹介するバランタイン17年とバランタイン21年はバランタインのウイスキーの中でも長期熟成タイプのウイスキーになります。

それぞれ個性が違うようなのですが、ウイスキー初心者の私の口にはどの様に感じたのでしょうか?

バランタイン17年

1937年の誕生以来「The Scotch」として称えられ、世界中のウイスキーファンに愛され続ける逸品です。

熟成年数17年以上のモルトウイスキー、グレンウイスキーを40種類以上も使用して絶妙なバランスで組み合わせた「究極のスコッチ」と称されるブレンデッドウイスキーです。

40種類以上ものモルト原酒やグレン原酒を組み合わせて作られているのですが、味の中核となるキーモルトは「スキャパ」、「ミルトンダフ」、「グレントファーズ」、「グレンバーギー」の4種類となります。

公式ホームページで香りや味わいは以下のように紹介されていました。

  • 香り:バニラ香、樽香、バランスの取れた深く気品のある香り。
  • 味わい:クリーミーで蜂蜜のような甘美さの中にも、オーク樽とピート香のスモーキーさも感じられる複雑で力強い味わい。
  • フィニッシュ:長い余韻。かすかなスモーキーとバニラ香。潮の香り。

    *詳細はこちらをご覧ください

続いて、ウイスキー初心者である私がストレートで味わってみた感想です。

  • 香り:グラスに口を近づけた時のバニラや蜂蜜のような甘い香りとほのかな樽感が印象的。口に含むと蜂蜜のような甘い香りがよりいっそう強く鼻に抜けてくる。どぎつい甘さではなく、優しい甘さといった印象。
  • 味わい:非常にクリーミー。口にした時の最初の印象はバニラ系の甘さの中にナッツっぽさも少し感じられる優しい甘さ。アイラウイスキーのようなガツンとくるスモーキーさは感じられないが、少しビターな味わいが舌に残る感じ。ビターな味わいが残るので甘さもくどすぎず、絶妙。
  • フィニッシュ:公式ホームページにも書いてあるように、非常に長い余韻。口に残る風味が時間の経過とともに変化し、不思議な感じ。最初は甘さ、次にビターな味わい、最後にほのかに潮の香り。

ウイスキー初心者の総評。

香り、味わい、フィニッシュとバランスが整っていると初心者ながら感じました。

クセやインパクトがとても強く、印象的なウイスキーといった感じではないんですが、飲み飽きることなく、いつ飲んでも、ほっと安らぐ時間を提供してくれるウイスキーかなと思いました。

個人的にオススメな飲み方はストレートです。

ハイボールも美味しいのですが、まずはストレートでバランタイン17年の優しい甘さと長い余韻を楽しんでもらいたいです。

バランタイン21年

バランタイン21年は2007年にリリースされた比較的新しいボトルで、現マスターブレンダーのサンディ・ヒスロップがブレンドを手掛けています。

最低熟成年数が21年以上のモルト・グレーン原酒をブレンドして作られたボトルで、2016年にはIWSCにて最優秀金賞を受賞された世界的に評価の高いボトルです。

公式ホームページで香りや味わいは以下のように紹介されていました。

  • 香り:リンゴや花の芳香。そして蜂蜜のような甘い香り。
  • 味わい:洗練された味わいの中に感じられるヒースリコリス、スパイスなどの芳香。なめらかなミディアムボディ。
  • フィニッシュ:ドライシェリーのような甘美な長い余韻。

    *詳細はこちらをご覧ください

続いて、ウイスキー初心者である私が味わってみた感想です。

  • 香り:洋ナシのような果実感が感じられる少し爽やかな香りが最初に鼻に届き、そのあとに蜂蜜のような甘い香りを感じる。口に含んだ後に最後に少しだけピート感が残る感じ。
  • 味わい:口に含んだ時のアルコール感が少し強い印象。その後にレーズンのような酸味を伴った甘さが口に広がり、最後に余韻として蜂蜜のような甘さが残る。
  • フィニッシュ:後味は比較的ビターな印象。ただし、ビター感が過ぎた後に果実のような爽やかな酸味を伴った甘さが口の中に残る。

ウイスキー初心者の総評。

とにかく香りが良い。

爽やかな果実を感じさせる香りと若干の酸味と程よい甘さが見事にマッチしている感じ。

ただ、ストレートで飲むと口にした時の最初のアルコール感が強く感じられるため、ウイスキー初心者には少し刺激が強いかもしれません。

個人的にはトワイスアップが美味しく感じました。

加水をすることで口にした時のアルコール感が減り、さらにバランタイン21年の上品な香りが際立ってきます。

ストレートと比較すると長期熟成ならではの複雑な味わいを楽しむことはできませんが、トワイスアップであればしっかりと酸味を含んだ甘さも残り、香りも際立つため、バランタイン21年の美味さをしっかりと楽しめると思います。

徐々に慣れてきたらストレートで楽しんでみて下さい。

口に含んだ後で、刻々と変化する味わいにビックリすると思います。

結論:ウイスキー初心者がバランタイン17年と21年を比較した際のおすすめポイント

今回、ウイスキー初心者である私が、バランタイン17年とバランタイン21年を飲み比べてみて、おすすめするポイントは味わいを楽しみたいならバランタイン17年」、「香りを楽しみたいならバランタイン21年です。

バランタイン17年は何といってもクリーミーで優しい味わいが好印象。

ウイスキー初心者がストレートで味わっても美味しいと思えるウイスキーです。

ただ、ウイスキーを飲みなれた人からすると少しパンチが足りないといった印象を受けるかもしれません。

バランタイン21年は爽やかな果実感を感じることができ、長期熟成ならではの複雑な味わいを楽しむことができます。

長期熟成間を楽しめるといった利点もありますが、これは初心者にとってはクセが強いと感じてしまい欠点にもなりかねないです。

また、口に含んだ時のアルコール感を強く感じてしまうかもしれないので、そんな時はトワイスアップにすることをおすすめします。

トワイスアップにより、アルコール感を減らし、より一層香りを楽しむことができるのでおすすめです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました