【ウイスキー初心者のレビュー】バランタインシリーズ飲み比べ:低価格帯で美味しい‼

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【ウイスキー初心者のレビュー】バランタインシリーズ飲み比べ:低価格帯で美味しい‼

この記事では、ウイスキー初心者の私がウイスキーの飲み比べをした感想を公式ホームページの紹介やウイスキーの達人たちの評価と比較をしています。

世の中にはウイスキーの達人や公式ホームページの紹介などの情報はたくさんありますが、ウイスキー初心者が飲み比べをした情報はあまり多くありません。

しかし、初心者にとって気になるのは実際に初心者がウイスキーを飲んでみた時にどう感じるのか、この点が非常に大きいと思います。

このような取り組みを記事にまとめることでウイスキー初心者が実際にウイスキーを飲むとどの様に感じるかなどの初心者向けの有益な情報が提供できるのではないかと思い記事にまとめることとしました。

今回は番外編として「バランタインシリーズの飲み比べ」を紹介します。

バランタインシリーズはスコッチウイスキーの中でも定番中の定番ウイスキーであり、コスパも良くてスコッチウイスキーの入門編として広く認知されています。

ウイスキーを飲んだことがない人でもバランタインって名前を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか??

それでは紹介していきます。

スコッチウイスキーの入門編|バランタインってどんなウイスキー??

バランタインは1827年、ジョージ・バランタインによって創業されました。

190年以上スコットランドウイスキーの伝統と味わいを守り続けてきた伝統と歴史のあるブレンデッドウイスキーです。

スコッチウイスキーの代名詞的な存在であり、スコッチウイスキーの売上ランキングではTop3に入る大変人気のあるウイスキーです。

バランタインのウイスキーは複数のモルト原酒をブレンドしたブレンデッドウイスキーで、通常商品ラインナップにはバランタインファイネスト、バランタイン7年、バランタイン12年、バランタイン17年、バランタイン21年、バランタイン30年などがあり、大変豊富なラインナップとなっています。

厳選されたモルト原酒をブレンドすることで世界中で愛される逸品が作り出されています。

ウイスキー初心者によるバランタインシリーズの飲み比べ

それでは実際にウイスキー初心者である私がバランタインシリーズの中でも代表的な「バランタインファイネスト」、「バランタイン12年」、「バランタイン17年」、「バランタイン21年」を飲んでみた感想を綴っていきます。

バランタインファイネスト

バランタインシリーズの中でも最もお求めやすい価格の商品がバランタインファイネストです。

1000円程度とお求めやすい価格でありながら、繊細で複雑な味わいを楽しむことができる点がスコッチウイスキーの入門編として人気を博している所以です。

ストレートで飲むと少しアルコール感が強く感じられるのでハイボールで飲むのがおすすめです。

ウイスキーがもつ甘さだけでなく、若干のビターさなども感じることができるのでウイスキーをこれから本格的に楽しみたいと思う人の入門編にピッタリです。

実際に飲んでみた感想は以下の通りです。

  • 香り:甘く蜂蜜のような香り。一度でも長期熟成のシングルモルトを飲んだことがある人からすれば華やかさは少ないように感じそうです。この価格帯なら文句は言えませんが、ツーンとくるアルコールっぽさも結構強いです。複雑さはなく、甘さとやや強めなアルコール感が単調に感じられます。
  • 味わい:口当たりとしてはリンゴのような果実感のある甘さを一瞬感じて、蜂蜜のような甘さが広がります。その後に若干のビターさとアルコールのピリピリ感が訪れます。たしかに、独特なスモーキーさなどのクセがあるわけではないので、なめらかと言えばなめらかといった印象。悪く言えば単調。この点もこの価格帯なので文句は言えません。
  • フィニッシュ:余韻は短く、味わいで感じた甘さとビターさ、アルコール感がスーッと消えていく感じ。

安価でスコッチらしさを楽しみたいウイスキー初心者の入門編としてもってこいのウイスキーだと思いました。

特にハイボールで飲むのがおすすめです。

次に飲んでみるウイスキーの足掛かりになるウイスキーです。

バランタイン ファイネストのレビュー

別記事でバランタインファイネストのレビューを詳しく行っています。興味がある人は下記よりご覧ください。
バランタインファイネスト:デイリーウイスキーの代表格

バランタイン12年

バランタインシリーズ全般に言えることですが、特にこのバランタイン12年はクセがなく飲みやすいのでウイスキー初心者の人が飲んでみるのにちょうど良いウイスキーです。

バランタインファイネストと比較して圧倒的にアルコール感が少なくなっていて、クリーミーで甘い味わいもしっかりと楽しめるのでバランタインファイネストが気に入った人におすすめしたいウイスキーです。

価格も2500円前後と12年物としてはお求めやすい価格であることもメリットのひとつです。

価格と味のバランスが良くとれたコスパの良いウイスキーです。

  • 香り:この価格帯にしてはアルコールの刺激はあまり感じられません。これもウイスキー初心者におすすめできる重要なポイントかと思います。華やかさは今一つ感じられませんでしたが蜂蜜やバニラのような柔らかい甘い香りがします。香りからのスモーキーさは皆無です。
  • 味わい:口に含んだ最初は少しナッツのような感じがして少しだけ遅れてなめらかな甘さがやってきます。フルーティーな甘さではなくなめらかな優しい甘さ。若干のビター感はありますが強くないです。アルコールのピリピリ感は少なめです。
  • フィニッシュ:余韻は短め。ハチミツのようななめらかな甘さとビター感がスッと消えていく感じ。ほのかな塩っぽさを感じるとの意見もありますが、塩の感じは正直分かりませんでした。

私はハイボール用として愛飲していますが、ロックやストレートでも十分に美味しく楽しめます。

今回紹介するバランタインシリーズの中では最も味わいと価格のバランスが取れた、コスパの素晴らしいウイスキーだと思います。

バランタイン12年のレビュー

別記事でバランタイン12年のレビューを詳しく行っています。興味がある人は下記よりご覧ください。
バランタイン12年:スコッチの宝石

バランタイン17年

1937年の誕生以来「The Scotch」として称えられ、世界中のウイスキーファンに愛され続ける逸品です。

熟成年数17年以上のモルトウイスキー、グレンウイスキーを40種類以上も使用して絶妙なバランスで組み合わせた「究極のスコッチ」と称されるブレンデッドウイスキーです。

40種類以上ものモルト原酒やグレン原酒を組み合わせて作られているのですが、味の中核となるキーモルトは「スキャパ」、「ミルトンダフ」、「グレントファーズ」、「グレンバーギー」の4種類となります。

実際に飲んでみた感想は以下の通りです。

  • 香り:グラスに口を近づけた時のバニラや蜂蜜のような甘い香りとほのかな樽感が印象的。口に含むと蜂蜜のような甘い香りがよりいっそう強く鼻に抜けてくる。どぎつい甘さではなく、優しい甘さといった印象。
  • 味わい:非常にクリーミー。口にした時の最初の印象はバニラ系の甘さの中にナッツっぽさも少し感じられる優しい甘さ。アイラウイスキーのようなガツンとくるスモーキーさは感じられないが、少しビターな味わいが舌に残る感じ。ビターな味わいが残るので甘さもくどすぎず、絶妙。
  • フィニッシュ:公式ホームページにも書いてあるように、非常に長い余韻。口に残る風味が時間の経過とともに変化し、不思議な感じ。最初は甘さ、次にビターな味わい、最後にほのかに潮の香り。

印象としてはクセが少なくて飲みやすい印象でした。

これならウイスキー初心者でも手を出しやすいかなって思います。

バランタイン17年のレビュー

別記事でバランタイン17年のレビューを行っています。興味がある人は下記よりご覧ください。
バランタイン17年:The Scotch

バランタイン21年

バランタイン21年は2007年にリリースされた比較的新しいボトルで、現マスターブレンダーのサンディ・ヒスロップがブレンドを手掛けています。

最低熟成年数が21年以上のモルト・グレーン原酒をブレンドして作られたボトルで、2016年にはIWSCにて最優秀金賞を受賞された世界的に評価の高いボトルです。

実際に飲んでみた感想は以下の通りです。

  • 香り:洋ナシのような果実感が感じられる少し爽やかな香りが最初に鼻に届き、そのあとに蜂蜜のような甘い香りを感じる。口に含んだ後に最後に少しだけピート感が残る感じ。
  • 味わい:口に含んだ時のアルコール感が少し強い印象。その後にレーズンのような酸味を伴った甘さが口に広がり、最後に余韻として蜂蜜のような甘さが残る。
  • フィニッシュ:後味は比較的ビターな印象。ただし、ビター感が過ぎた後に果実のような爽やかな酸味を伴った甘さが口の中に残る。

熟成年数が長いので当然かもしれませんが、今回紹介したバランタインシリーズの中で断トツで香りが良いです。

口当たりに若干のアルコール感が感じられますが、爽やかな果実を感じさせる香りと若干の酸味と程よい甘さが見事にマッチしている感じ。

アルコール感が苦手だなって感じた人は少しだけ加水してみることをおすすめします。

アルコール感が薄まって飲みやすくなります。

バランタイン21年のレビュー

別記事でバランタイン21年のレビューを詳しく行っています。興味がある人は下記よりご覧ください。
バランタイン21年

バランタインシリーズを飲んでみた感想

同じバランタインでもこんなにも味わいや香りが違うものかとビックリしました。

もっともお求めやすい価格のバランタインファイネストをハイボールで試し飲みしてみて、気に入った人は12年や17年を飲んでみると良いと思います。

バランタインシリーズは超熟ウイスキーにしてはかなりお求めやすい価格のラインナップになっているので、ウイスキー初心者でも手を出しやすいのが嬉しいところです。

個人的にはバランタイン17年が一番美味しく感じました。

こうやって同じ蒸留所のウイスキーを縦飲みして飲み比べてみるのも楽しみ方の一つかなって記事を書きながら思いました。

皆さんもぜひバランタインシリーズを飲んでみて下さい!!

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