【全60ヶ所‼】日本のウイスキー蒸溜所の場所と特徴などの最新情報をまとめました!!
最近のウイスキーブームもあって日本でも数多くの蒸溜所が誕生しています。
実際に稼働中の蒸溜所もあれば、まだ準備段階の蒸溜所もあります。
2023年1月時点で稼働中、準備中の蒸溜所についてまとめてみました。
皆様の楽しいウイスキーライフの一助になれば幸いです。
それでは実際に紹介していきます。
*定期的に更新していきます。
ウイスキーに関する記事が他にも多数あります。興味がある人は下記よりご覧ください。
– 【初心者必見】初心者が実際に飲んでおすすめするハイボールで美味しいウイスキー11選
– ウイスキー初心者がおすすめする初心者向けシングルモルトスコッチウイスキー
– 【ウイスキー初心者の飲み比べ】バランタイン17年とバランタイン21年の比較レビュー
– 【山とウイスキー好き必読】登山やキャンプなど山で飲みたいおすすめウイスキー21選
– 【初心者におすすめ】スーパーでも買える安くて美味しいコスパ良好なウイスキー12選
北海道地方の蒸溜所
ニッカウヰスキー 余市蒸留所
ニッカウヰスキーの創業者である”日本のウイスキーの父”竹鶴政孝がウイスキーづくりの理想の地を求めてスコットランドに似た気候風土を備えた北海道の余市に蒸留所を建設しました。
ニッカウヰスキーの創業地でもあり、ジャパニーズウイスキーの聖地と言っても過言ではありません。
創業時と変わらない伝統の技、ウイスキーづくりへの情熱が力強く重厚なモルト原酒を育んでいます。
定番商品であるシングルモルト余市は全国各地で販売されていますが、近年のジャパニーズウイスキー人気もあり見かけにくくなっています。
ヘビーピートタイプの原酒が力強く主張し、新樽モルトとシェリー樽モルトによってしっかりとしたボディ感とウッディな樽の風味が加えられています。
ピートの香りとソルティさを感じる、個性的なシングルモルトです。
所在地 | 〒046-0003 北海道余市郡余市町黒川町7丁目6 |
連絡先 | 0135-23-3131 |
見学 | 一般見学可(要予約) |
Webページ | ニッカウヰスキー 余市蒸留所 |
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別記事で詳しく余市のレビューを行っています。興味がある方は下記よりご覧ください。
– 余市:北の海辺で育まれたシングルモルト
北海道自由ウヰスキー 紅櫻蒸溜所
紅櫻蒸溜所は2018年4月26日に誕生した北海道初のジンの蒸溜所です。
北海道のボタニカル(植物)をふんだんに使い、札幌市南区の伏流水を割水で作ったクラフトジンの製造を行なっています。
クラフトジンを製造する蒸留所ですが、社名にウヰスキーの文字があるので、今後ウイスキーの製造も行うかもしれないので要注目な蒸留所です
所在地 | 〒005-0007 北海道札幌市南区澄川389−6 |
連絡先 | 011-581-4858 |
Webページ | 北海道自由ウヰスキー 紅櫻蒸溜所 |
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堅展実業株式会社 厚岸蒸溜所
北海道の厚岸町にある蒸留所です。
厚岸蒸留所は最近よく名前を聞く蒸溜所だと思います。
2013年に試験熟成を開始し、2015年に蒸留所の建設が開始、2016年に蒸溜が開始された新しい蒸溜所です。
2018年に厚岸 NEW BORN FOUNDATIONS 1が発売されたことでジャパニーズウイスキーファンの注目を集めました。
2020年2月に発売した「厚岸ウイスキー SARORUNKAMUY」は「SWSC2020」において「最優秀金賞」を受賞し、さらなる注目を集めています。
また、2020年10月から二十四節気シリーズの第一弾としてシングルモルトウイスキー 寒露が発売になっています。
シリーズものなので今後の新商品にも大注目です。
出荷本数も多くなく、手に入れることが中々難しいと思いますが、バーなどで見かけた際には是非とも飲みたいウイスキーです。
所在地 | 〒088-1124 北海道厚岸郡厚岸町宮園4丁目109-2 |
連絡先 | 0120-66-1650 |
見学 | 現在中止中 |
Webページ | 堅展実業株式会社 厚岸蒸溜所 |
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八海醸造 ニセコ蒸留所
日本酒「八海山」で知られる酒造会社、八海醸造(新潟県南魚沼市)は2021年3月24日に北海道後志管内ニセコ町に建設した蒸留所「ニセコ蒸溜所」でウイスキーの製造を開始しました。
蒸溜所は羊蹄山(ようていざん)やニセコアンヌプリ国際スキー場に近く、リゾートホテルや外国人別荘地に囲まれた町有林に立地しています。
寒冷な気候や地下水の水質が繊細でバランスの取れたウイスキー造るうえで適した環境になっています。
2024年に販売開始予定とのことです。
日本酒の酒蔵として全国的な知名度を持つ八海醸造が手掛けるウイスキーはどのようなものに仕上がるのでしょうか!?
今後の情報が楽しみです。
→ついに2021年10月1日にグランドオープンしました‼
ニセコ蒸溜所の第一弾商品としてohoro GINが販売されています。
本格的なウイスキー販売はまだ先ですが蒸溜所のコンセプトを感じることができるのではないでしょうか⁉
ウインタースポーツを楽しむ観光地として国際的に有名なニセコの地にできた蒸溜所から目が離せません‼
所在地 | 〒048-1511 北海道虻田郡ニセコ町ニセコ 478-15 |
連絡先 | 0136-55-7477 |
webサイト | 八海醸造 ニセコ蒸溜所 |
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カムイウイスキー蒸溜所
アメリカ人起業家のケイシー・ウォールさんが宗谷管内利尻町沓形神居に建設するウイスキー蒸留所。
2021年に建設され、2022年10月から蒸溜が開始されています。
まだウイスキー製造が始まったばかりなので、通常販売は行われていませんが、ニューポットとして「神居原酒」が数量限定で販売されています。
また、オーナーズバレルを行っているので興味がある方はチェックしてみて下さい。
2024年から「神居ウイスキー」のブランド名で利尻産のウイスキー販売を計画しています。
ケイシー・ウォールさんが夫婦旅行で利尻に訪れた際に、美しい景色や冷涼な気候が気に入り、島に恋をした気持ちになり、利尻島に魅了されたことがきっかけの一つになりました。
アメリカ人起業家が手掛けるジャパニーズウイスキーはどのような味わいに仕上がっていくのでしょうか。
今後の動向に注目です。
*神居ウイスキーwebサイトはこちらからご覧ください:神居ウイスキー
馬追(マオイ)蒸溜所
北海道長沼町にある蒸溜所。
2022年9月からウイスキーの蒸溜を開始しました。
2006年3月に前身となるワイナリーが誕生し、当時は日本で一番ちいさなワイナリーとも言われていました。
2017年にその跡を継ぐかたちでマオイ自由の丘ワイナリーを設立。
2021年冬にMAOI株式会社と改め、馬追(マオイ)蒸溜所としてワインから蒸溜酒まで提供しています。
北海道産の原料を生かしたウイスキーやブランデー造りに取り組んでいます。
2022年9月にニューポットウイスキーとして「メタモルフォシス ジ・オリジン シングルモルト・ニューボーン・ウイスキー」を限定販売しています。
3年超熟成する商品を2025年に発売する予定となっています。
所在地 | 〒069-1316 北海道夕張郡長沼町加賀団体 |
連絡先 | 0123-88-3704 |
見学 | 可能(要予約) |
Webサイト | 馬追(マオイ)蒸溜所 |
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東北地方の蒸溜所
ニッカウヰスキー 宮城峡蒸留所
日本を代表するウイスキーメーカーであるニッカウヰスキーが手掛ける宮城峡の蒸溜所です。
ウイスキーのさらなる未来を実現するために、竹鶴政孝と年若いスタッフたちが築き上げた宮城峡蒸溜所です。
華やかでおだやかなモルト原酒とともに新しい試みが次々と生まれています。
シングルモルトウイスキー宮城峡を手掛けるニッカウヰスキー宮城峡蒸留所は日本ウイスキーの父・竹鶴政孝が北海道・余市蒸留所をスタートしてから約30年後にスタートしました。
余市(力強さ、スモーキーさがあるシングルモルトウイスキー)と異なる個性のモルトウイスキーを手掛けるために数ある候補地から選ばれたのが、杜の都・仙台の西にある広瀬川と新川(にっかわ)に挟まれた峡谷でした。
この地は北国でありながら気候風土は穏やか、さらに豊かな自然に囲まれており、竹鶴政孝が目指した華やかでさわやかなウイスキーを作るのに適した環境でした。
代表銘柄のシングルモルトウイスキー宮城峡は華やかでフルーティーなモルト原酒とシェリー樽モルトと新樽モルトがバッティングされていおり、深みを増した、華やかさと軽やかさ。森を流れる清流を思わせる、爽やかな個性が特徴的です。
所在地 | 〒989-3433 宮城県仙台市青葉区ニッカ1番地 |
連絡先 | 022-395-2865 |
見学 | 現在中止中(要連絡) |
Webページ | ニッカウヰスキー 宮城峡蒸溜所 |
・グーグルマップ
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別記事で詳しく宮城峡のレビューを行っています。興味がある方は下記よりご覧ください。
– 宮城峡:東北の自然豊かな峡谷が生み出すシングルモルト
秋田蒸溜所
2020年11月に外食チェーンのドリームリンク(秋田市)が秋田県産ウイスキーの蒸留所を秋田市郊外に建設することを発表しました。
蒸溜所の着工は2022年4月を予定しているとのことです。
2025年に商品出荷をする予定となっています。
建設予定地は秋田駅や秋田空港から車で30分ほどの秋田市河辺岩見の岨谷峡近くにある旧岩見小学校跡地とのことです。
岩見川の地下水や伏流水といったウイスキー造りに欠かせない良質な水が流れています。
年間2万1000リットルのウイスキーを生産する予定となっており、初出荷は2025年頃を予定しています。
ウイスキーを監修するのは秋田市の「BARル・ヴェール」のオーナーバーテンダーの佐藤謙一さんです。
本格的なウイスキーの製造までまだ期間がありますが、今後の情報が楽しみです。
・グーグルマップ(岨谷峡)
笹の川酒造株式会社 安積蒸溜所
安積(あさか)蒸溜所は、福島県郡山市にある創業1765年の老舗酒造、笹の川酒造が2016年に開業したウイスキー蒸溜所です。
笹の川酒造は戦後間もない1946年にウイスキー製造の免許を申請し、ウイスキー造りがスタートしました。
ところが、1980年代になると日本のウイスキー人気が低迷したこともあり、やむなくウイスキーの原酒蒸溜を停止しました。
2015年、創業250周年という大きな節目を迎えた笹の川酒造は、ジャパニーズウイスキーの人気も後押しし、いよいよ本格的なモルトウイスキーの蒸溜所を設立することに決め、2016年に安積蒸溜所が開業されました。
安積蒸溜所として開業する以前の原酒が残っており、これをもとにした「山桜」ブランドのウイスキーを市場でも見かけることがあるかもしれません。
安積蒸溜所となってからはじめてのシングルモルト「安積The First」が2019年12月に発売されています。
昔の原酒をもとに作り出された「山桜」シリーズも安積蒸溜所がさらに注目を集めるようになることで入手困難になるかもしれません。
興味がある方は手に入りやすいうちに購入しておくことをお勧めします。
所在地 | 〒963-0108 福島県郡山市笹川1丁目178 |
連絡先 | 024-945-0261 |
Webページ | 笹の川酒造株式会社 |
笹の川酒造 安積蒸溜所公式Twitter |
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栄川酒造
福島県会津地方の老舗企業のリオン・ドールコーポレーションと榮川酒造が合同でウイスキー事業が展開されることが報告されました。
磐梯町の榮川酒造磐梯工場に蒸留タンクなどの設備を整備して新たに始める予定となっています。
完成後に酒類製造免許を取得し、2023年ごろに蒸溜を開始し、蒸留開始後3年から5年での出荷を目指しているとのことです。
個人的に栄川酒造の日本酒が大好きなのでとても楽しみな情報となりました。
所在地 | 福島県耶麻郡磐梯町大字更科字中曽根平6841-11 |
連絡先 | 0242-73-2300 |
Webページ | 栄川酒造株式会社 |
株式会社金龍 遊佐蒸留所
遊佐蒸溜所の本社「株式会社金龍」は、山形県酒田飽海地区の日本酒メーカー9社の出資により1950年に設立されました。
その株式会社金龍が手掛けるウイスキー蒸溜所が遊佐蒸溜所です。
2018年からウイスキー造りが開始された、新しい蒸溜所です。
世界が憧れる酒を、ここ山形から。をモットーにウイスキー造りに励まれています。
遊佐蒸溜所で造るウイスキーは、「Tiny(ちっぽけな)、Lovely(かわいい)、Authentic(本物の)、Supreme(最高の)」の頭文字を取った「TLAS(トラス)」をコンセプトとしています。
2018年秋から稼働開始し、3年の熟成を経た、シングルモルトジャパニーズウイスキー「YUZA First edition 2022」を2022年2月に発売されました。
YUZA First edition 2022は世界的酒類コンペティション「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ(ISC)2022」・テイスティングアワードにおい「GOLD」を獲得したとのことです。
2022年9月にはカスクストレングスシリーズのシングルモルトジャパニーズウイスキーとして「YUZA Second edition 2022」が限定販売されています。
ウイスキー造りで重要となる気候、水ともに上質であり、今後発売されるウイスキーも非常に楽しみです。
所在地 | 〒999-8302 山形県飽海郡遊佐町吉出字 カクジ田20番地 |
連絡先 | 0234-25-5321 |
Webページ | 遊佐蒸溜所 |
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関東地方の蒸溜所
ベンチャーウイスキー 秩父蒸溜所
羽生蒸溜所創始者の孫である肥土伊知郎が創業したベンチャーウイスキーの秩父蒸溜所。
2008年2月に稼働を始め、秩父の風土に根ざしたシングルモルトウイスキーづくりが行われています。
世界的にも人気のあるウイスキーのイチローズモルトシリーズを手掛ける蒸溜所として国内外から注目を集めています。
ワールドウイスキーアワードで世界一に輝くなど、世界的にみても評価が高いウイスキーを製造しています。
ジャパニーズウイスキーの人気も相まって、値段が高騰しているので定価で見つけること難しくなっています。
定番商品の他にも限定商品もあり、オークションなどでビックリするような値段がついた商品もあります(54本セットのカードシリーズが香港オークションで約1億円で落札されたこともあります笑)。
所在地 | 埼玉県秩父市みどりが丘49 |
連絡先 | 0494-62-4601 |
Webページ | ベンチャーウイスキー 秩父蒸溜所 facebook |
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別記事で詳しく秩父蒸溜所ウイスキーのレビューを行っています。興味がある方は下記よりご覧ください。
– イチローズモルト&グレーン ホワイトラベル:定価で購入しやすい入門ウイスキー
光酒造株式会社 鴻巣蒸溜所
2020年からウイスキーの蒸留を開始した埼玉県鴻巣市にある蒸留所です。
まだ正式オープンはしていません。
ウイスキーが販売されるまでは後3~5年程度かかるとのことで、2025年以降の販売を目標に、時間をかけて生産に取り組んでいるようです。
熟成にはじっくりと時間をかけ、ボトリングを急ぐつもりはないとのことです。
まだまだお目にかかるには時間がかかりそうですが、その分、新着情報が手に入るのが楽しみですね✨
蒸溜所は鴻巣市小谷の荒川土手近くに建てられており、外観を見ることはできます。
建物はスコットランドを思わせる造りでウイスキーの本場の雰囲気を感じることができます。
ちなみに、北鴻巣駅から車で6分ほどの場所にあります。
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東亜酒造 羽生蒸溜所
清酒づくりで400年の歴史をもつ東亜酒造が20年ぶりに羽生蒸溜所を竣工し、自社蒸溜を再開しました。
保管されていた手書きの設計図を基にポットスチルを復活させ、自社蒸溜に挑戦しています。
羽生蒸溜所を運営する東亜酒造はイチローズモルトで有名な秩父蒸溜所の肥土伊知郎の祖父が設立したことでも有名な蒸溜所です。
東亜酒造でのウイスキー事業は、1946年の製造免許取得から始まりました。
当初は輸入したモルト原酒をブレンドした商品からスタートし、やがて自製モルト造りに取り組むべく、昭和55年蒸溜所を建設。
創業地を名に冠した「ゴールデンホース秩父8年」をはじめ、ゴールデンホースは好評を博しました。
しかし、ウイスキー市場の低迷にともない、羽生蒸溜所は2000年に操業を停止し、2004年にはウイスキー製造を休止していました。
2021年に蒸溜が再開されたばかりで、販売されるまで最短で3年はかかります。
今後の情報が非常に楽しみです✨
所在地 | 〒348-0054 埼玉県羽生市西4丁目1-11 |
連絡先 | 048-561-3311 |
Webページ | 株式会社 東亜酒造 |
木内酒造 八郷蒸溜所
2020年春に筑波山の麓、茨城県石岡市八郷地区で稼働した新しい蒸溜所です。
木内酒造ではもともと日本酒、焼酎、ワイン、リキュール、クラフトビールなどの多くの酒類を製造していました。
クラフトビールが好きな人なら、「常陸野ネストビール」の名前を聞いたことがあるかと思いますが、「常陸野ネストビール」を手掛けるのもこの木内酒造です。
常陸野ネストビールを作る過程で復活させた日本のビール麦「金子ガーデン」を活かした缶入りハイボールも販売していました(2019年4月~)。
木内酒造の目指すジャパニーズクラフトウイスキーを目指すべく、2020年春から蒸溜がスタートしています。
八郷蒸溜所で蒸溜されたモルト原酒のみで構成された「日の丸ウイスキー2023 CELEBRATION」が2022年11月18日~11月30日までの間で限定販売されました。
まだまだ入手困難ですが、熟成されたウイスキーとして飲める日がくるのが今から楽しみです!!
所在地 | 茨城県石岡市須釜1300-8 |
連絡先 | 0299-56-7555 |
Webページ | 木内酒造 八郷蒸溜所 |
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高藏蒸留所
江戸時代から続く総合酒類メーカーの明利酒類が2022年9月に高藏蒸溜所を立ち上げました。
明利酒類初代代表・加藤高藏によって、1952年からウイスキー造りをしていたが、工場の火災によってウイスキー造りを断念。
創立時の想いを引き継ぎ、高藏蒸留所としてウイスキー造りを再開しました。
原酒の熟成過程をみんなで楽しむ、ファン参加型の新しいウイスキー蒸留所を目指しています。
新たに蒸溜されるウイスキーは2023年春以降の販売が計画されています。
所在地 | 茨城県水戸市元吉田町338番地 |
連絡先 | 029-247-6111 |
Webサイト | 明利酒類株式会社 |
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西堀酒造株式会社 日光街道 小山蒸溜所
日光街道 小山蒸溜所は2022年春に栃木県に誕生した蒸溜所です。
日光街道 小山蒸溜所では日本酒蔵というルーツに即し「國酒・日本酒の醸造技術を取り入れること」をポリシーとしています。
清酒酵母を使ったウイスキー製造に挑戦しており、日本酒造りの発想を取り入れた特殊仕込みを行っています。
今後の情報が楽しみな蒸溜所の一つです。
所在地 | 〒329-0201 栃木県小山市粟宮1452 |
連絡先 | 0285-45-0035 |
Webサイト | 西堀酒造株式会社 日光街道 小山蒸溜所 |
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須藤本家
須藤本家は明治18年に創業された伝統ある酒蔵です。
2018年に千葉県内ではじめてウイスキーの製造免許を取得し、ウイスキー造りを始めました。
自社製モルトと独自ルートで確保した英国産スコッチをブレンドした「房総ウイスキー」が販売されています。
スモーキーさは控えめで、日本人好みの華やかな甘い香りのフレーバーに仕上がっています。
所在地 | 〒292-0454 千葉県君津市⻘柳16-10 |
連絡先 | 0439-27-2024 |
Webサイト | 須藤本家 |
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中部地方の蒸溜所
新潟麦酒 忍蒸溜所
新潟県新潟市西蒲区にある新潟麦酒株式会社が手掛けるウイスキー蒸溜所です。
クラフトビールの醸造所「新潟麦酒」は約20年前に設立されているので、こちらの方が知名度は高いかもしれません。
忍蒸溜所は熱心なウイスキー愛好家であり、クラフトビール醸造所「新潟麦酒」を設立した経験豊富なブルワー、宇佐美健の新潟麦酒と同じ敷地にあります。
地元の清水を使い、スピリッツ愛好家達へ質の高いウイスキーを提供することを目標としています。
ウイスキーの蒸溜所としてはまだまだ歴史は浅いのですが、ワールドウイスキーアワードなどの数々のコンテストで入賞したことがあります。
代表商品は世界の蒸留所からシェリー樽やバーボン樽で熟成された原酒を輸入し、自社で混ぜ合わせたウィスキー「越ノ忍」です。
2016年にウイスキー蒸溜の免許を取得したとのことなので、シングルモルトウイスキーとして商品が発売される日が楽しみです。
・2021年5月21日追加情報
新潟県阿賀町にウイスキー蒸留所を建設することが発表されました。
日帰り入浴施設「かのせ温泉赤湯」に隣接する、休館中の「角神湖畔レクリェーションセンター」を改築して蒸溜所が建設されるようです。
蒸留器2基を設置し、鹿瀬地域の赤湯温泉熱を活用してウイスキーを造るとのことです。
2021年6月に町と施設売買の契約を交わし、同年8月に蒸留所への改築に着工。
秋に稼働し、半年から1年後の出荷を目指すとのことです。
現在の予定では製造されるウイスキーのほとんどが海外向けとのことです。
現在の予定では製造されるウイスキーのほとんどが海外向けとのことです。
今後の動向に注目です。
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佐渡ウイスキー蒸溜所
地ビール製造の新潟麦酒は2019年に新潟県佐渡市でウイスキーの製造を開始しました。
新潟麦酒は越ノ忍を手掛ける忍蒸溜所も運営しており、また、2021年8月には新潟県阿賀町にウイスキー蒸留所の建設を予定しています。
米どころ新潟の地から日本酒だけでなく、ウイスキーの一大旋風を巻き起こしそうな兆しがあります。
島特有の風土を活かした「日本のボウモア」を造ることが目標とのことです!!
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新潟亀田蒸溜所
2018年に野村証券新潟支店などが主催した「新潟イノベーションプログラム」で、印鑑販売の株式会社の大谷など3社がチームとなりクラフトウイスキー製造の事業案を発表しました。
2019年3月に事業を立ち上げ、大谷の本社工場の敷地内に蒸溜所が建設されました。
新型コロナウイルスの影響で蒸溜開始が遅れていましたが、2021年についに蒸溜が開始されました。
現在ではニューポットシリーズとして「新潟亀田ニューポット NON Peated」、「新潟亀田ニューポット Niigata Barley」、「新潟亀田ニューポット Peated」が販売されています。
Webページで購入可能なので興味がある人はチェックしてみてください。
今後、3年間熟成させたウイスキーが2024年に販売開始予定とのことです。
所在地 | 新潟市江南区亀田工業団地1-3-5 |
連絡先 | 025-382-0066 |
Webページ | 新潟亀田蒸溜所 |
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吉田電材蒸溜所
産業機器の設計・製造を手掛ける吉田電材工業(東京都)と子会社のヨシデン(新潟県胎内市)が新事業として新潟県村上市宿田に蒸溜所を設立し、2022年4月から蒸溜をスタート。
製造するのはモルトウイスキーではなくグレーンウイスキー。
生産能力は年間約9万リットルを予定しており、製造されるグレーンウイスキーの原料に新潟県産穀物の利用なども検討しているとのことです。
一般的にグレーンウイスキーは価格が高く、個性の強いモルトウイスキーとブレンドするブレンデッドウイスキー用に造られることが多いです。
しかし、吉田電材蒸溜所では香りや味わいなどの個性を活かしたグレーンウイスキーを製造することで、選ばれるウイスキーを造ることを目標にしています。
国内にグレーンウイスキーを専門に造っている蒸溜所は非常に少ないので、今後注目が集まりそうです。
今後の情報が楽しみな蒸溜所です✨
住所 | 〒959-3435 新潟県村上市宿田344−1 |
連絡先 | 0254-75-5081 |
Webサイト | 吉田電材蒸溜所 |
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本坊酒造 マルス信州蒸溜所
本坊酒造が描く夢を実現させるために建てられたマルス信州蒸溜所。
中央アルプス駒ヶ岳山麓の美しく緑深い森に囲まれた蒸溜所は、澄んだ空気の静寂の中に佇んでいます。
澄んだ空気の寒冷地であり、しかも適度な湿度と良質な水に恵まれているこの土地はウイスキー造りの理想的な土地でした。
このマルス信州蒸溜所の設立に携わったのが日本のウイスキーの生みの親として知られる「竹鶴正孝」の上司である「岩井喜一郎」です。
マルス信州蒸溜所は竹鶴政孝がスコットランドでのウイスキー研修の報告書として持ち帰った「竹鶴ノート」をもとに設計されました。
シングルモルトウイスキー駒ヶ岳など、多くの良質なウイスキーが造られています。
所在地 | 長野県上伊那郡宮田村4752−31 |
連絡先 | 0265-85-0017 |
Webページ | マルス信州蒸溜所 |
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軽井沢蒸留酒製造 小諸蒸溜所
軽井沢蒸留酒製造が長野県小諸市にウイスキー蒸溜所を建設します。
世界的に有名なブレンダーである張郁嵐(イアン・チャン)氏がマスターブレンダーとして参画するようです。
張郁嵐氏は台湾のウイスキーメーカーとして世界的に有名なカバランウイスキーで2020年春までマスターブレンダーを務めていました。
世界的にジャパニーズウイスキーの人気が広がる中、新たな注目を集めるウイスキーが出来上がりそうです。
今後注目を集めること間違いなしの蒸溜所です。
小諸市松井区に小諸蒸留所を建設し、2023年春ころに完成予定となっています。
現段階では、初出荷は令和9年ころを予定しているとのことです。
今後の動向に注目しましょう。
最新情報についてはWebサイトで随時更新されるので興味がある人は閲覧してみて下さい。
Nozawa Onsen Distillery株式会社 野沢温泉蒸留所
野沢温泉村でカフェやバーを経営するフィリップ・リチャーズさんが、2022年5月~6月の稼働を目標に蒸溜所の建設を開始しました。
いつの日か野沢温泉村で生まれたクラフトジンとウイスキーが、世界最高の1つと認められるようになることを目標に立ち上げられたのが野沢温泉蒸溜所です。
クラフトジンと、モルトウイスキー、グレーンウイスキーの製造を予定しています。
無毛山を流れ落ちる湧き水を使用し、クラフトジンには野沢温泉村の名産物をボタニカルとして使用します。
まだまだ情報の少ない蒸溜所の一つですが注目していきたいです。
個人的にも野沢温泉は大好きな場所なので非常に楽しみです✨
オンラインショップでクラフトジンを購入することができます。
興味がある人はWebサイト内にあるオンラインショップをチェックしてみて下さい。
所在地 | 〒389-2502 長野県野沢温泉村豊郷9394 |
連絡先 | 0269-85-3121 |
Webページ | 野沢温泉蒸溜所 |
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サントリー 白州蒸溜所
改めて解説するまでもないくらい有名なジャパニーズウイスキー「白州」を手掛ける蒸溜所です。
白州蒸留所は南アルプスの山々の麓、標高約700メートルの澄みわたる大気と約82万平方メートルもの広大な森に包まれた土地にあります。
世界でも稀な森の蒸留所である白州蒸溜所で熟成される原酒をもとにウイスキーが製造されています。
代表商品はシングルモルトウイスキー白州です。
白州の森と水が作り出す、清々しい香りとすっきりとした味わいが特徴とされていて、森香るウイスキーとも呼ばれています。
近年のジャパニーズウイスキーブームもあって定価で購入することが難しいですが、時々コンビニなどでミニボトルで販売されていることがあるのでチェックしてみると良いと思います。
所在地 | 山梨県北杜市白州町鳥原2913−1 |
連絡先 | 0551-35-2211 |
施設見学 | 可能だが現在は臨時休業中 |
Webページ | サントリー白州蒸溜所 |
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*航空写真モードにするとイメージがわきやすいです
別記事で詳しく白州のレビューを行っています。興味がある方は下記よりご覧ください。
– 白州:森香るウイスキー
富士北麓蒸留所
富士北麓蒸留所は日本酒などを製造する井出醸造店が手掛ける蒸留所です。
1700年頃から醸造業を行ってきた伝統ある井出醸造店が2020年7月からウイスキー造りに着手しました。
伝統ある日本酒造りのノウハウを活かしたウイスキー造りが行われています。
現在では「ハイボール缶 富士北麓蒸留所」や「モルトグレーンウイスキー 大樹海」が販売されています。
2023年頃から熟成されたモルトウイスキーの販売を計画しているとのことです。
所在地 | 〒401-0301 山梨県南都留郡富士河口湖町船津8 |
連絡先 | 0555-72-0006 |
Webサイト | 井出醸造店 |
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キリンディスティラリー 富士御殿場蒸溜所
富士御殿場蒸溜所は静岡県の御殿場にあるキリンディスティラリーが所有するウイスキーを製造する蒸溜所です。
キリンディスティラリーは麒麟、JEシーグラム、シーバス・ブラザーズの3社合弁でできたキリン・シーグラムという会社でした。
富士御殿場蒸溜所はそのキリン・シーグラムによって作られた蒸溜所です。
モルトウイスキーはスコットランドの製法を、グレーンウイスキーにはアメリカの製法を導入しています。
モルトウイスキーとグレーンウイスキーの仕込からボトリングまで一貫して行う、世界でも珍しいウイスキーの蒸溜所となっています。
ウイスキーのコンテストでも入賞経験がある蒸溜所でもあります。
代表商品は富士山麓シグニチャーブレンド、シングルグレーンウィスキー富士です。
少し前まで富士山麓というブレンデッドウイスキーが販売されていましたが、終売となっていしまいました。
個人的には結構好きだったのですが…
所在地 | 静岡県御殿場市柴怒田970 |
連絡先 | 0550-89-4909 |
施設見学 | 可能ですが現在は臨時休業中 |
Webページ | キリンディスティラリー富士御殿場蒸溜所 |
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ガイアフロー 静岡蒸溜所
代表取締役である中村大航氏がウイスキーの本場スコットランドのアイラ島でベンチャーの小規模ウイスキー蒸溜所を見学したことがきっかけになり、ウイスキーの製造が始まりました。
ウイスキー製造に先がけ、2013年よりガイアフロー株式会社にて、ウイスキーの輸入販売事業をスタートされています。
2016年に静岡県静岡市玉川地区ガイアフロー静岡蒸溜所を竣工し、製造免許を取得、ウイスキーの製造が開始されています。
早くも「静岡 プロローグK」というシングルモルトウイスキーが発売されており、ウイスキー愛好家の間で話題沸騰となりました。
自社製品だけでなく輸入販売も行っているので興味がある人はぜひ一度Webサイトを見てみて下さい。
所在地 | 静岡県静岡市葵区落合555−番地 |
連絡先 | 054-292-2555 |
Webページ | ガイアフロー静岡蒸溜所 |
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特種東海製紙株式会社 井川蒸溜所
特種東海製紙株式会社の2019年3月期の決算説明会で、静岡市北部の社有林を活用したウイスキーの製造事業の計画が発表されました。
2020年に製造が開始され、2027年の出荷を目指すとのことです。
公表されている情報が少ないので、今後発表される情報を楽しみにしましょう。
富士御殿場蒸溜所、ガイアフロー 静岡蒸溜所に続く静岡県3ヶ所目の蒸溜所!!
さすがは富士山から流れ出る良質な水のある静岡県ですね!!
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若鶴酒造株式会社 三郎丸蒸留所
1862年に富山県砺波郡三郎丸村で創業された、北陸では非常に歴史のある酒造です。
1952年にウイスキーの製造免許を取得して、若鶴酒造が初めて発売したウイスキーが「サンシャインウイスキー」でした。
「サンシャインウイスキー」の名称は、公募により決まったもので、「戦争の中ですべてを失った日本で水と空気と太陽光線からできる蒸留酒によってふたたび日をのぼらせよう」という思いから命名されたとのことです。
「良酒は良水から生まれる」といったこだわりのもと、立山連峰をはじめとする北アルプスの3000メートルの山々から流れる良質な水などを使用したウイスキー造りが行われています。
昔からの伝統であるヘビリーピーテッドの麦芽を用いてこだわりのウイスキーが製造されています。
樽作りにもこだわりがあり、地元の林業家と木工職人とタッグを組み、富山県産ミズナラなどの地場木材を使った樽づくりをに取り組んでいます。
若鶴酒造は2016年、「三郎丸蒸留所改修プロジェクト」が立ち上がりました。
60年以上守り続けてきたウイスキー造りへの情熱、そして富山のウイスキーを世界のウイスキーに育てるという挑戦を呼びかけ、多くの資金援助を受けて、2017年に見学ができるウイスキー蒸溜所として生まれ変わりました。
代表商品はサンシャイン・ウイスキー、ムーングロウ、十年明などがあります。
歴史と伝統を踏襲しつつ、新たな取り組みを続ける三郎丸蒸留所から今後も目が離せません。
所在地 | 富山県砺波市三郎丸208 |
連絡先 | 0763-37-8159 |
施設見学 | 完全予約制 |
Webページ | 三郎丸蒸留所 |
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オリエンタル金沢蒸溜所
クラフトビール製造のオリエンタルブルーイングが2022年8月に金沢市に石川県内で初めてウイスキーの製造に着手しました。
原料には地元の素材も使い、2025年の発売開始を目指すとのことです。
ウイスキーの原料には大麦のほか、大吟醸用の米を精米した際に出る地元の白ぬかを活用。
熟成樽の鏡板にはヒノキのようなさわやかな香りの能登ヒバを使っている。
今後、大麦は近くの休耕畑を借りて自社で栽培する予定。
オリエンタル金沢蒸溜所は地元にある素材を生かして、この土地ならではの新しい味や香りを追求していく。
所在地 | 石川県金沢市東町32 |
Webサイト | ORIENTAL BREWING |
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武部織物
情報は多くありませんが、織物開発を行う武部織物が石川県でウイスキー事業を開始を予定しています。
2009年に閉校となった石川県七尾市黒崎町の旧涛南中学校を、ウイスキー蒸留所にリノベーションして製造を行うとのことです。
2023年夏には生産を開始するべく準備を進めています。
オール能登の原材料をもとにしたウイスキーを造り、世界に発信していくことを目標としています。
今後の情報が楽しみです‼
サントリー 知多蒸溜所
愛知県知多市にある、日本を代表するグレーンウイスキーの蒸溜所です。
1973年の操業開始以降、トウモロコシを主原料としたグレーンウィスキーをつくり続けてきました。
知多のグレーン原酒は世界的にみても知名度の高いジャパニーズブレンデッドウイスキーである「響」や「角」などにブレンドされています。
2015年から知多蒸溜所のグレーン原酒で造られる、シングルグレーンウイスキー知多が発売されています。
ウイスキーといえば、シングルモルトかブレンデッドと決めつけてしまいがちですが、シングルグレーンウイスキーである知多も中々秀逸です。
特にハイボールで飲むと爽快で美味しいです。
所在地 | 愛知県知多市北浜町16番地 |
連絡先 | 0562-32-6351 |
Webページ | サントリー 知多蒸溜所 |
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清州桜醸造株式会社
清州桜醸造株式会社は1853年に創業された伝統ある酒造メーカーです。
100%自社蒸留にこだわったジャパニーズクラフトシリーズを販売しています。
清酒酵母を使用した濃厚で重厚感ある味わいのジャパニーズウイスキー、「愛知クラフトウイスキー キヨス」が2020年に数量限定で販売されました。
味わいなどの細かな情報は公式サイトをご覧ください。
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長濱浪漫ビール 長濱蒸溜所
2016年11月に滋賀県長浜市に稼働した日本最小クラスの蒸溜所です。
1996年からクラフトビールの醸造を行っており、クラフトビールファンの方が知名度が高いかもしれません。
びわ湖畔の長浜の地で、クラフトウイスキーをつくり、その魅力を多くの人に知ってもらいたく、ウイスキー事業がはじまりました。
夏は暑く冬は寒い、という寒暖差のある滋賀県長浜市の気候を活かしたウイスキー造りが行われています。
海外のモルトウイスキーをベースに、長濱蒸溜所のモルトをブレンドした「アマハガン」がレギュラーシリーズ4本中3本がWWA(ワールドウイスキーアワード)で受賞するという快挙を成し遂げています。
ちなみに、アマハガンはローマ字表記にすると「AMAHAGAN」となり、逆から読むと「NAGAHAMA」になります。
所在地 | 滋賀県長浜市朝日町14−1 |
連絡先 | 0749-63-4300 |
施設見学 | 要予約 |
Webページ | 長濱浪漫ビール 長濱蒸溜所 |
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玉泉堂酒造(ピークウイスキー)
岐阜県養老町の老舗酒造メーカー、玉泉堂酒造ではピークウイスキーというウイスキーが製造されています。
ピークウイスキーは、1980年代のウイスキーブームの際、多くのファンから愛されたウイスキーの一つです。
近年のウイスキー人気の高まりにともない、注目を集めています。
スコットランド産モルト原酒を使い、樫樽で熟成させた後、グレーンウイスキーをブレンド。
さらに再貯蔵することで、熟成度を深めています。
長期熟成と養老山系の伏流水によって奥ゆきのあるやわらかな味わいが造られています。
舩坂酒造店 飛騨高山蒸溜所
岐阜県高山市上三之町の舩坂酒造店が、同市高根町に岐阜県内初のウイスキー専門の蒸留所「飛騨高山蒸溜所」を開設します。
旧高根小学校の廃校舎を活用してウイスキーを製造するとのことです。
2022年4月下旬に旧高根小学校の修繕に着手し、翌年4月に設備本格稼働と蒸留を開始する予定となっています。
ウイスキー完成までに約3年かかるため、販売開始は2026年4月以降を見込んでいるとのことです。
ウイスキーを学べる体験施設も併設予定とのことです‼
観光施設としても楽しむことができる蒸溜所となるため、ジャパニーズウイスキー人気をさらに加速させる蒸溜所になりそうです‼
自然豊かな飛騨高山の地に新しくできるウイスキーに期待が高まります✨
関西地方の蒸溜所
サントリー 山崎蒸溜所
山崎蒸溜所は京都の南西・天王山の麓にたたずむ、日本最古(1923年~)のモルトウイスキー蒸溜所です。
山崎蒸留所はサントリーの創業者である鳥井信治郎氏が日本初のモルトウイスキー蒸留所として建設しました。
美しい竹林に囲まれ、四季折々の表情をもたらす山崎蒸留所は理想的な気候と名水が流れるウイスキー作りに適した立地となっています。
山崎蒸留所で作られるウイスキーは、山崎蒸留所で生まれるモルト原酒のみで作られています。
山崎の地に湧く名水で仕込み、この地で幾度も四季を重ねながら、木樽の中でゆっくりと熟成され、精妙なバランスの香味に仕上げられています。
商品ラインナップには山崎(ノンエイジ)、山崎(12年)、山崎(18年)、山崎(25年)があります。
日本を代表するシングルモルトウイスキーであり、国内外問わず高い評価を得ています。
世界的な需要が高く、プレ値となってしまっている点がネックです。
所在地 | 大阪府三島郡島本町山崎5丁目2−1 |
連絡先 | 075-962-1423 |
施設見学 | 休止中 |
Webページ | サントリー山崎蒸溜所 |
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別記事で詳しく山崎蒸溜所ウイスキーのレビューを行っています。興味がある方は下記よりご覧ください。
– 山崎:世界が認めたジャパニーズウイスキー
– 山崎12年:定価購入困難なジャパニーズウイスキーの代表格
六甲山蒸溜所
六甲山の旧保養所を活用したウイスキーの蒸留所が2021年7月より操業を開始しました。
化粧品・雑貨販売などを行っているアクセスホールディングス(株)が運営を行っており、理想の水と土地を探し求めた結果、この地にたどり着きました。
開所記念で、スコットランド産の原酒を六甲山の湧き水で加水調整した「六甲山ウイスキー12年」が販売されました。
六甲山は神戸の街で多文化と共生し、その価値観も百万年の記憶と混ざり合います。
水、森、街と歴史が調和する六甲山蒸溜所で造られるウイスキーに期待が高まります。
所在地 | 〒657-0101 兵庫県神戸市灘区六甲山町南六甲1034−229 |
連絡先 | 078-894-2225 |
Webページ | 六甲山蒸溜所 |
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丹波蒸溜所
日本酒の「黄桜」やクラフトビールの京都麦酒、LUCKYシリーズなどで知られる黄桜がウイスキー製造を始めました。
丹波蒸溜所は標高約300mの場所にあり、山や「丹波の森」と呼ばれる深い緑に囲まれた自然豊かな場所にあります。
澄んだ空気、年間で30度を超える寒暖差や霧が出るほどの湿度など、盆地特有の気候が黄桜のウイスキーを造る上で理想的な場所となっています。
丹波蒸溜所では2018年からウイスキー造りが開始されました。
2021年に世界的な名声を集めるスコットランド・フォーサイス社製のポットスチルを新たに導入し2021年11月から本格稼働されています。
現在ではシングルモルトジャパニーズウイスキーの「丹波」とスコットランドのモルト原酒と丹波蒸溜所のモルト原酒をブレンドした「Sakura Chronos サクラクロノス」が販売されています。
所在地 | 〒669-2163 兵庫県丹波篠山市今田町本荘1−19 |
連絡先 | 0795973161 |
Webサイト | 丹波蒸溜所 |
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京都酒造株式会社 京都みやこ蒸溜所
京都みやこ蒸溜所は京都で初めてのウイスキー蒸溜所です。
京都みやこ蒸留所がある京丹波町は丹波高原にあり、長老ヶ岳をはじめとする山々に囲まれています。
由良川からの良質な水もあり、豊かな自然であふれています。
長老ヶ岳をはじめとする山々に囲まれてい るため、昼夜の寒暖差も大きく、ウイスキー造りに適した土地でもあります。
代表商品には「紫帯」、「黒帯」、「赤帯」といった銘柄のウイスキーがあり、ラベルに西陣織が使用されています(詳しくはこちらをご覧ください)。
所在地 | 京都府船井郡京丹波町坂原 南林11番地 |
連絡先 | 0771-84-0110 |
Webページ | 京都酒造 |
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江井ヶ嶋酒造株式会社
江井ヶ嶋酒造は1888年に創業した日本酒の酒造メーカーです。
ウイスキーの製造は1891年に竣工された二番蔵で行われており、1919年にはウィスキー製造免許が取得されていました。
ウイスキーを本格的に製造するためのポットスチルなどの設備導入は1984年に完成し、それ以後、新商品も続々と発売されています。
ブレンデッドウイスキーであるホワイトオーク地ウイスキーあかしは比較的多く流通しているので目にしたことがある人も多いと思います。
現在販売されている商品ラインナップには、「シングルモルト江井ヶ嶋 シェリーカスク」、「ブレンディッド江井ヶ嶋 シェリーカスクフィニッシュ」、「ホワイトオークシングルモルトあかし」、「ホワイトオーク地ウイスキーあかし」があります。
所在地 | 兵庫県明石市大久保町西島919 |
連絡先 | 078-946-1001 |
施設見学 | 休止中 |
Webページ | 江井ヶ嶋酒造株式会社 |
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明石酒類醸造株式会社 海峡蒸溜所
美しい山、海など豊かな自然に囲まれた兵庫県明石の地で海峡蒸溜所は開設されました。
潮の香りと澄んだ空気に包まれ、温度湿度のバランス良いウイスキー造りに最適な気候の土地に位置しています。
2017年に開設されたばかりの新規蒸溜所です。
2020年に蒸溜を開始する予定とのことでしたが、新型コロナの影響で蒸溜開始が遅れているとの情報もあります。
開設当初から販売されていた「波門崎 ブレンデッド/ピュアモルト(おそらく海外原酒を自社で瓶詰したもの)」は購入可能なようです。
今後の情報が楽しみな蒸溜所の一つです。
所在地(明石酒類醸造株式会社) | 〒673-0871 兵庫県明石市大蔵八幡町1-3 |
連絡先 | 078-919-0277 |
Webページ | 海峡蒸溜所 |
中国地方の蒸溜所
株式会社サクラオブルワリーアンドディスティラリー 桜尾蒸留所
1918年、広島県廿日市市桜尾の地で創業されました(旧社名:中国醸造株式会社)。
2021年3月より新たな企業イメージの構築と社業のさらなる発展を期すために、社名が「株式会社サクラオブルワリーアンドディスティラリー」に変更となっています。
100年以上におよぶ酒づくりの中で培われた技術や伝統から生まれた味わいは、多くの人々に愛され親しまれています。
2018年、洋酒づくりの新たな可能性へ挑戦するため広島発のクラフト蒸留所「桜尾蒸溜所」が設立されました。
桜尾蒸溜所といえば、「桜尾ORIGINAL」や「桜尾LIMITED」といったクラフトジンのイメージが強いかと思いますが、2021年7月にシングルモルトジャパニーズウイスキー「桜尾」、「戸河内」が数量限定で販売されました(詳細情報はこちらよりご覧ください)。
ちなみに両ウイスキーともにHong Kong International Wine & Spirit Competition 2021で受賞したそうです✨
クラフトジンの評判が非常に高い蒸溜所ですので、シングルモルトウイスキーも非常に楽しみです。
ジャパニーズウイスキーの人気に拍車をかけること間違いなしです!!
所在地 | 広島県廿日市市桜尾1丁目12−1 |
連絡先 | 0829-32-2111 |
施設見学 | 可能 |
Webページ | SAKURAO DISTILLEY |
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三宅本店 SETOUCHI DISTILLERY
日本酒の千福を製造・販売する老舗蔵元、三宅本店が2022年よりウイスキーの製造を予定しているとのことです。
灰ケ峰の伏流水を使用した「瀬戸内」という名前のシングルモルトウイスキーを製造する予定です。
価格は700mlで5000~6000円を予定しており、三宅本店のWebページのみの販売予定とのことです。
熟成にはオロロソシェリー樽をメインに使い、ラック式の熟成庫で貯蔵されます。
リリースは早くとも3年後になる予定ですが、2022年4月からは「ニューポット瀬戸内」を販売しています。
所在地 | 〒737-0045 広島県呉市本通七丁目9番10号 |
連絡先 | 0823-22-1029 |
Webページ | 三宅本店 SETOUCHI DISTILLERY |
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松井酒造合名会社 倉吉蒸溜所
水と緑のまち、鳥取県倉吉。
大山を臨む鳥取の中心に位置する倉吉に倉吉蒸溜所はあります。
大山を臨む倉吉、ここにはウイスキーづくりには欠かせない上質な水があります。
2015年にウィスキー製造免許を取得し、2017年から本格的にウイスキーの蒸溜が開始されています(2016年から販売開始されていた「倉吉」は輸入原酒によって作られていたようです)。
倉吉蒸溜所では、様々な樽での後熟のプロセスを経て、多彩な原酒を生産し、様々な味わいのウイスキーをお届けできるよう日々切磋琢磨しています。
熟成年数がまだまだ短いですが、シングルモルトウイスキー(松井)も発売されています。
今後の商品発表が楽しみです。
所在地 | 鳥取県倉吉市上古川656−1 |
連絡先 | 0858-27-0381 |
Webページ | 倉吉蒸溜所 |
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千代むすび酒造
日本酒や焼酎を手掛ける千代むすび酒造がウイスキー製造免許を取得。
主力の日本酒以外の商品ラインアップ拡充の一環で、ウイスキーの製造・販売に参入します。
2021年に蒸溜、樽詰めを行い、2024年の秋ごろの販売見込みです。
3年熟成と7年熟成のシングルモルトウイスキーを計画しており、価格は3年熟成で7000~8000円、7年熟成で10000円前後を予定しているとのことです。
ウイスキー名は「蔵歩人(くらふと)」とのことです。
現在、専用の蒸溜所を持っていませんが、テイスティングコーナーや見学コースを併設した蒸留所を建設する予定があるようです。
販売開始まで時間があるので今後の情報を楽しみにしましょう。
宮下酒造株式会社 岡山蒸溜所
宮下酒造は日本酒、地ビール、焼酎、梅酒、ジン、ウイスキーなど様々な酒類を製造・販売する創業100年の歴史ある総合酒類メーカーです。
2011年にウイスキー製造免許を取得し、ウイスキーの製造を開始しています。
2015年にポット・スチルを導入し、岡山蒸溜所として本格稼働しました。
2017年には「シングルモルトウイスキー岡山」が発売されています。
「シングルモルトウイスキー岡山トリプルカスク」はMeiningers International Spirits Award ISW 2019で金賞を受賞、World Whiskies Awards 2020ではシングルモルトノーエイジ部門で最高賞となるCategory Winner を受賞しました。
世界的にみても注目が集まっている蒸溜所でもあります。
今後の動向に大注目です。
所在地 | 岡山県岡山市中区西川原184 |
連絡先 | 086-272-5594 |
施設見学 | 可能 |
Webページ | 岡山蒸溜所 |
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九州・沖縄地方の蒸溜所
(株)篠崎 新道蒸溜所
福岡県朝倉市にある老舗酒造メーカーの篠崎が福岡県で初めて、クラフトウイスキー造りを始めました。
(株)篠崎では日本酒、焼酎、ジンといった幅広い酒類を作っています。
特に焼酎の朝倉は人気もあり、飲んでみたことがある人も少なくないのではないでしょうか。
そんな(株)篠崎が手掛ける新しい蒸溜所の名前は「新道蒸溜所」です。
コンセプトは「The Quest For The Original」。
基本をしっかりと押さえ、その上で自分達らしい新しい挑戦を常に続けていきたいという思いが込められているとのことです。
(株)篠崎では日田市で林業も行っているので、将来的には自社林の木材を使用してウイスキー樽を作ることを目指しています。
約200年の酒造りのノウハウを活かし、今までにないジャパニーズウイスキーを目指すということです。
福岡県初のクラフトウイスキーの完成はおよそ3年後の2024年を予定しており、年間約20万本の生産を見込んでいるということです。
所在地 | 〒838-1303 福岡県朝倉市比良松185番地 |
連絡先 | 0946-52-0005 |
ウェブページ | 株式会社 篠崎 |
本坊酒造 マルス津貫蒸溜所
2016年、鹿児島県の南さつま市加世田「津貫」の地に建設された蒸溜所です。
薩摩半島南西部に位置する津貫は、万之瀬川支流の加世田川に沿って長くのびている盆地にあります。
東を蔵多山(475m)、西を長屋山(513m)の山々に囲まれ、良質な水資源(蔵多山湧水)もあり「天の恵み」といっていいほどの自然環境を有しています。
マルスウイスキーといえばマルス信州蒸溜所が有名ですが、マルス信州蒸溜所とは異なる個性のウイスキーが造られています。
マルス信州蒸溜所は信州の寒冷な気候を活かしてゆっくりとウイスキーの熟成が進むのに対して、マルス津貫蒸溜所は温暖な気候で熟成が比較的早く進むといった個性があります。
2016年に建設された新しい蒸溜所ではありますが、2020年に「シングルモルト津貫THE FIRST」が発売され、2021年1月に「シングルモルト津貫PEATED」といったウイスキーが発売されています。
この短期間でシングルモルトウイスキーを仕上げることができるのは、温暖な気候を活かした熟成の早さがキーになっているのかもしれません。
所在地 | 鹿児島県南さつま市加世田津貫6594 |
連絡先 | 0993-55-2121 |
施設見学 | 要連絡 |
Webページ | 本坊酒造 マルス津貫蒸溜所 |
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小正醸造 嘉之助蒸溜所
2017年、嘉之助蒸溜所は薩摩半島の西海岸に位置する、鹿児島県日置市の吹上浜沿いの9000㎡の広々とした敷地で始動しました。
目の前に東シナ海を望み、背後には矢筈岳(やはずだけ)、諸正岳(もろまさだけ)といった300m程度の小高い丘を擁する風光明媚な一帯は、美しく清冽な水資源に恵まれたエリアです。
夏は暑く、冬には0℃近辺まで冷え込んで雪が舞うことも珍しくない、寒暖差のある土地柄、吹き付ける海からの潮風。
この自然環境が個性的なウイスキーを造る一助となっています。
World Whiskies Awards 2020で「KANOSUKE NEW BORN(カノスケ ニューボーン)2019」が、ベストジャパニーズニューメイクを受賞しました。
今後も焼酎造りの名門「小正醸造」が造り出す新作ウイスキーから目が離せません!!
所在地 | 鹿児島県日置市日吉町神之川845−3 |
連絡先 | 099-201-7700 |
施設見学 | 可能。事前予約が必要。 |
Webページ | 嘉之助蒸溜所 |
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小正醸造 日置蒸留蔵
嘉之助蒸留所を手掛ける小正醸造が嘉之助に続いて日置でも2020年にウイスキーの製造免許を取得。
日置蒸留蔵ではグレーンウイスキーを生産しています。
数年後には、嘉之助のモルトと日置蔵のグレーンを使った完全自社製造のブレンデッドウイスキーを販売する予定となっています。
西酒造株式会社 御岳蒸溜所
日本酒の天賦や芋焼酎の宝山を手掛ける酒類メーカーの西酒造株式会社が錦江湾と御岳(桜島)を望む広大な丘陵に御岳蒸溜所を作りました。
「これぞジャパニーズウイスキーだ」そう堂々と言えるものを作りたいという純粋な思いを持ってウイスキー造りに励んでいます。
2019年冬に御岳蒸溜所初のニューポットが誕生。
熟成に使用されている樽はいずれも厳選されたシェリー古樽。
自然豊かな森によって長い年月をかけて濾過された天然軟水がウイスキー造りの決め手となっています。
蒸溜開始から年数が経っておらず市販されていませんが、販売される日が楽しみです✨
住所 | 鹿児島県鹿児島市下福元町12300 |
連絡先 | 099-296-4627 |
Webページ | 御岳蒸溜所 |
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天星酒造株式会社 菱田蒸溜所
鹿児島県にある焼酎蔵、天星酒造株式会社は、2022年10月にウイスキーの製造免許を取得し、同蔵内「菱田蒸溜所」にてウイスキー事業を開始しました。
菱田の地を流れる水は、平成の名水百選にも選定された「普現堂湧水源(ふげんどうゆうすいげん)」を源流としており、県内でもトップクラスの軟水と言われています。
120年以上蓄積してきた焼酎造りのノウハウと菱田の地を流れる軟水の水質を活かした、この地ならではのウイスキーの製造を目指しています。
ウイスキー造りも始まったばかりなので今後の情報に期待しましょう。
所在地 | 〒899-7301 鹿児島県曽於郡大崎町菱田1270 |
連絡先 | 099-477-0510 |
Webサイト | 天星酒造株式会社 菱田蒸溜所 |
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黄金酒造
黄金酒造は昭和24年より焼酎造りを続ける老舗の焼酎蔵です。
「遠赤焙煎仕込法」、「PH値転換蒸留法」、「芋麹の製造及び芋麹を用いた焼酎」など、他にはない製造法で、ユニークで美味しい商品づくりを行ってきました。
長年培ってきた蒸留技術を活かして鹿児島をウィスキーの名産地として輝かせたい!、世界と勝負したいと思い、このウイスキープロジェクトを立ち上げました。
2022年春頃の蒸留所稼働、2025年のウイスキー販売を目標に準備を進めているとのことです。
津崎酒店 久住蒸留所
2021年2月、大分県竹田市久住町で操業を開始したクラフトウイスキー蒸溜所です。
日田市にあったニッカウヰスキーの工場が1999年に閉鎖して以来、大分県内では22年ぶりとなるウイスキー製造が再開されます。
蒸留所には本場・英国スコットランドから輸入した設備が整います。
古里の気候や風土に合う味わい、香りに熟成させた一杯を国内外に届けることが目標です。
2024、25年頃のシングルモルトウイスキーの発売を目標にウイスキー造りが進められています。
理想はスコットランド東北部スペイサイド地方の「淡い滋味深さ」とのこと。
シングルモルトウイスキーの発売までまだまだ期間はかかると思いますが、ジャパニーズウイスキーファンにとって新着情報が待ち遠しくて仕方ありません。
所在地 | 大分県竹田市久住町大字久住6426 |
連絡先 | 0974-76-0027 |
Webページ | 津崎酒店 |
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尾鈴山蒸留所
北に万吉山、南に矢筈岳や黒岳を従える宮崎県有数の山域、尾鈴山塊。
その主稜が尾鈴山です。
年間雨量も多く、多くの滝を有しており、水の豊かな山域としても有名です。
良質な酒は良質な水によって生まれます。
良質な水と豊かな自然環境を持つ尾鈴山のふもとに尾鈴山蒸留所はあります。
「百年の孤独」などの全国的に知名度の高い焼酎を手掛ける黒木本店の別屋として尾鈴山蒸留所はあります。
2020年にウイスキー造りに本格的に着手し、同年にOSUZU MALT NEW MAKEが販売開始されています。
ウイスキー造りには地元産の麦を使用しており、ピートに頼らず麹や地元の木を用いることで、独自の風味をつけて醸していくなど独自性を強めているようです。
長期熟成ウイスキーが販売される日が待ち遠しいです!!
所在地 | 〒884-0104 宮崎県児湯郡木城町石河内656−17 |
連絡先 | 0983-39-1177 |
Webページ | 尾鈴山蒸留所 |
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山鹿蒸溜所
良質な水や寒暖差があり高い湿度の気候。
古くから酒づくりも盛んに行われてきた熊本・山鹿の地で、美しく華やかな味わい、気品のある深みを追い求めて山鹿蒸溜所が造られました。
国見山系と菊池川水系の深層地下水を仕込み水に使用し、麦芽は麦芽はノンピートおよびヘビリーピーテッドを使用しています。
2022年12月に1周年を迎える記念としてて蒸溜所初となるニューボーン「YAMAGA NEW BORN 2022」が発売されました。
熟成されたウイスキーを楽しめる日はまだ先ですが、山鹿の風土が生み出した味わいを楽しめるウイスキーとなっています。
所在地 | 〒861-0565 熊本県山鹿市鹿央町合里980−1 |
連絡先 | 0968-36-3400 |
Webサイト | 山鹿蒸溜所 |
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ヘリオス酒造 許田蒸留所
沖縄県名護市にある酒造メーカーです。
前身である太陽酒造では1963年からウイスキーの製造が開始されていました。
その後、1969年に社名がヘリオス酒造に代わり、ハブ酒や黒糖酒などのリキュール類が製造されました。
ウィスキーブームが下火となってから製造が停止されましたが、当時製造していたウィスキーは貯蔵されたままとなっていました。
2016年にローソン限定で「暦15年」、「ヘリオスウィスキー暦(200ml)」が販売され、これがきっかけとなって自社でのウイスキー製造が再開されました。
2020年の年末に沖縄県初となるシングルモルトウイスキー「許田カスクストレングス2020」が発売され、注目を集めました。
南国フルーツを思わせるような独特な味わいが印象的なウイスキーです。
今後も沖縄といったほかの蒸溜所とは異なる個性を活かしたウイスキーが発売されると思います。
非常に楽しみな蒸溜所の一つです。
所在地 | 沖縄県名護市許田405 |
連絡先 | 0980-52-3372 |
施設見学 | 現在休止中 |
Webページ | ヘリオス酒造株式会社 |
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さいごに
今回は現在稼働中、準備中のジャパニーズウイスキーの蒸溜所を紹介しました。
ウイスキーの製造を開始してからまだまだ期間が経ってなく、これからの新作ウイスキーが楽しみな蒸留所がたくさんあります。
スコッチウイスキーの定番商品の熟成年数が10年、12年のものが多いことを考えると、まだまだこれからといったところかもしれません。
加熱するジャパニーズウイスキーブームに拍車をかけるような蒸溜所が今後ますます増えてくることが考えられます。
これからも新着情報に注目しながら楽しみに待ちたいと思います。
新着情報が入り次第、随時更新していくのでよろしくお願いします!!
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