【ウイスキー初心者の比較レビュー】アラン　シェリーカスク：シェリー樽らしいフルーティーさ

【ウイスキー初心者の比較レビュー】アラン　シェリーカスク：シェリー樽らしいフルーティーさ

【ウイスキー初心者の比較レビュー】アラン　シェリーカスク：シェリー樽らしいフルーティーさ

この記事では、ウイスキー初心者の私がウイスキーの飲み比べをした感想を公式ホームページの紹介やウイスキーの達人たちの評価と比較をしています。

世の中にはウイスキーの達人や公式ホームページの紹介などの情報はたくさんありますが、ウイスキー初心者が飲み比べをした情報はあまり多くありません。

しかし、初心者にとって気になるのは実際に初心者がウイスキーを飲んでみた時にどう感じるのか、この点が非常に大きいと思います。

このような取り組みを記事にまとめることでウイスキー初心者が実際にウイスキーを飲むとどの様に感じるかなどの初心者向けの有益な情報が提供できるのではないかと思い記事にまとめることとしました。

今回は第20弾としてアランシェリーカスクを紹介します。

ここ最近非常に人気があるスコッチウイスキーであるアラン。

その中でもアランらしいフルーティーさとシェリー樽由来のフレーバーがバランスよく調和した逸品です。

そんなアランシェリーカスクをウイスキー初心者の私が飲んでみてどの様に感じたのでしょうか？

アラン　シェリーカスクってどんなウイスキー？？

アラン・シェリーカスクはスコットランドのアラン島にあるアラン蒸溜所により製造されています。

分類としてはアイランズモルトとされています。

ウイスキーの聖地であるスコットランドの中では蒸溜所の歴史も比較的若く(1995年～)、近年注目を集めている蒸溜所の一つです。

特にここ数年での人気の上昇は凄まじく、日本での販売価格も右肩上がりとなっています。

そんなアラン蒸溜所が手がけるシェリー樽原酒を使用したウイスキーがアラン・シェリーカスクです。

ノンチルフィルタード製法と、ナチュラルカラー(無着色)が採用されており、濃厚なシェリー樽らしいフルーティー感が特徴的です。

ファーストフィルのシェリーボックスヘッドで100%熟成された原酒を使用したノンエイジウイスキーとなっています。

また、カスクストレングス(アルコール度数55.8％)でボトリングされているのでウイスキーがもつ個性を存分に楽しむことができます。

定価は6000円程度ですが、品薄状態が続いており、高騰傾向です。

・アラン　シェリーカスクの基本情報

商品名	アラン　シェリーカスク
製造	アラン蒸溜所
原産地	スコットランド(アラン島) *アイランズモルトに分類されます
原材料	モルト *1st fill シェリー樽100%
アルコール度数	55.8%
価格	約6000円 *価格高騰傾向です
ウェブサイト	アラン蒸溜所

アラン蒸溜所のウイスキーの別記事

アラン・シェリーカスクを飲んでみた感想：味わい、香りの特徴など

それでは実際にアラン・シェリーカスクを飲んでみた感想をウイスキーの達人のコメントなどと比較して紹介していきます。

アラン　シェリーカスクのウイスキーの達人たちのコメント

100%シェリー樽で熟成されたことで、上品で華やかな印象でスパイシーな風味が楽しめる。

しっかりとした骨格を感じさせるヘビーな印象もある。

シェリー樽由来のリッチなフレーバーを感じることができる。

また、カスクストレングスでボトリングされていることでウイスキーがもつ力強い味わいもしっかりと楽しめる。

・香り：ビターチョコレート、イチジクやレーズンのような甘く渋さもある香り、マンダリンオレンジのようなみずみずしい爽やかさ、樽のウッディーな香り。

・味わい：口に含んだ瞬間は完熟イチジク、チェリー、レーズンのようなフルーティーな甘みとビターなコク。中盤にヘーゼルナッツやシナモンといったスパイシーな風味。後味はウッディーさを感じながらもドライ。

・余韻：チェリーのようなフルーティーな酸味とビターな余韻が残る。

ウイスキー初心者が飲んでみた感想

ボトルデザインはシンプルでお洒落✨

部屋に飾っておきたくなるようなお洒落さ！！

アランのウイスキーは2020年頃からデザインが変わったようですが、個人的には現在の新デザインの方が好みです！！

ストレートで飲んでみた感想を記します。

・香り：レーズンのようなフルーティーな香り。若々しいフレッシュなフルーティーさというよりも穏やかな印象。イチジクのドライフルーツが思い浮かびました。フルーティーさに続いて鼻にビターな香りが残る感じ。アルコール度数は高いですが、近くでグッと吸い込まなければアルコールの刺激は強くないです。

・味わい：口に含んだ時はレーズンのような甘さ、まろやかで濃厚な味わいが感じられます。少し遅れてアルコールのピリッとした感じがしました。アルコール度数が高いので多少のピリピリ感はありますが、個人的には全然気にならないレベルです。不思議なのがピリピリ感よりも先に甘さやまろやかさが感じられる点。喉に移すと口の中いっぱいにフルーティーさが広がります。後味に若干のビターさが残ります。シナモンなどのスパイシーさはあまり感じることができませんでした。

・余韻：穏やかな甘さとフルーティーな酸味が続き、最後の方にほんのりとビターな余韻が顔を出します。

正直、めっちゃ美味いです✨

定価で購入できたとしたらコスパ最高クラスのウイスキーだと思いました。

開栓直後はアルコールのピリピリ感がやや強く感じられましたが、1ヶ月くらい経ってから飲んでみると、見違えるくらい濃厚な甘さを感じることができ、アルコールのピリピリ感もだいぶ少なくなっていました。

改めて、ウイスキーは生き物なんだなと感じることができました。

美味しすぎて飲む頻度が多く、あっという間になくなりそうです…

定価で入手することが難しくなっているので、しっかりと楽しみながら飲みたいと思います(>_<)