【ウイスキー初心者の比較レビュー】宮城峡:東北の自然豊かな峡谷が生み出すシングルモルト

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【ウイスキー初心者の比較レビュー】宮城峡:東北の自然豊かな峡谷が生み出すシングルモルト

この記事では、ウイスキー初心者の私がウイスキーの飲み比べをした感想を公式ホームページの紹介やウイスキーの達人たちの評価と比較をしています。

世の中にはウイスキーの達人や公式ホームページの紹介などの情報はたくさんありますが、ウイスキー初心者が飲み比べをした情報はあまり多くありません。

しかし、初心者にとって気になるのは実際に初心者がウイスキーを飲んでみた時にどう感じるのか、この点が非常に大きいと思います。

このような取り組みを記事にまとめることでウイスキー初心者が実際にウイスキーを飲むとどの様に感じるかなどの初心者向けの有益な情報が提供できるのではないかと思い記事にまとめることとしました。

今回は第三弾として「宮城峡」について紹介します。

日本ウイスキーの父、竹鶴正孝が東北の地で手掛けたウイスキー「宮城峡」。

初心者である私が実際に飲んでみてどのように感じたのか紹介していきます。

宮城峡ってどんなウイスキー??

シングルモルトウイスキー宮城峡を手掛けるニッカウヰスキー宮城峡蒸留所は日本ウイスキーの父・竹鶴政孝が北海道・余市蒸留所をスタートしてから約30年後にスタートしました。

余市(力強さ、スモーキーさがあるシングルモルトウイスキー)と異なる個性のモルトウイスキーを手掛けるために数ある候補地から選ばれたのが、杜の都・仙台の西にある広瀬川と新川(にっかわ)に挟まれた峡谷でした。

この地は北国でありながら気候風土は穏やか、さらに豊かな自然に囲まれており、竹鶴政孝が目指した華やかでさわやかなウイスキーを作るのに適した環境でした。

・ニッカウヰスキー 宮城峡蒸留所の位置情報(航空写真モードだと見やすいです)

自然との共生と調和によって生まれた宮城峡モルトが作り出す個性は、自然が織りなす華やかさとさわやかさを兼ね備えています。

ニッカウヰスキー 宮城峡蒸留所の詳細情報はこちらをご覧ください。

宮城峡の基本情報

商品名シングルモルト 宮城峡
蒸留所宮城峡蒸溜所
原産地日本(宮城県)
原材料モルト
アルコール度数45%
価格4200円(メーカー希望価格)
ウェブサイトシングルモルト 宮城峡

宮城峡を飲んでみた感想:味わい、香りの特徴など

それでは実際に宮城峡を飲んでみた感想を公式ホームページの紹介と比較してみます。

宮城峡の公式ホームページでの紹介(テイスティングノートより)

深みを増した、華やかさと軽やかさ。森を流れる清流を思わせる、爽やかな個性。これが宮城峡の特徴です。

華やかでフルーティーなモルト原酒とシェリー樽モルトと新樽モルトがバッティングされています。

  • 香り:リンゴや洋梨のようなフルーティーさ、甘く華やかな香り、樽由来のやわらかなバニラ香。
  • 味わいドライフルーツのようなスイートさ、なめらかな口当たり。
  • 余韻:麦の甘さ、ほのかなビター感、穏やかな樽香が優しく広がる。

ウイスキー初心者が飲んでみた感想

ボトルの雰囲気はこれぞジャパニーズウイスキーっといった感じの少し渋めな雰囲気。

和食と一緒に並べて写真を撮ると写真映えしそうな印象。

まずはストレートで飲んでみた感想です。

  • 香り:近くで嗅いでもアルコール独特の刺激感はほとんどない点が好印象。洋梨というよりも若干の花梨っぽさとりんごのようなフルーティーな香りが最初に届き、蜂蜜のような甘い香りが遅れて少しだけ来る。遠くからにおいを感じるだけでは気づきにくいけど、グラスにしっかりと鼻を近づけてゆっくりと匂いをかぐと最後の方にほのかなバニラ香が少しだけ残る。
  • 味わい:ドライフルーツといってもマンゴーやイチゴのような甘さが強いものではなく、イチジクや干しぶどうのような少しコクのある甘さが最初に広がる(口の中に長時間おかずに喉に移した方が甘さは強く印象に残ります)。その後、ビターな味わいが少し遅れてくる。
  • 余韻口に含んでから喉に移すまでの時間の長さでかなり変化する印象を受ける。口の中で含んでおく時間が短いとシェリー樽由来の甘さが長く残り、ビター感は少ない。しかし、口の中に含んでいる時間が長いとビター感が徐々に増えてくる。いずれにしても最終的な残る余韻は心地よい柔らかなスモーキーさ。

ストレートだけでなく、水割りやハイボールもおすすめされています。

ひとまずハイボールで味わってみます。

ストレートと比較すると口に含んだ時の甘さはだいぶ少なくなった感じがします。

かなりスッキリとした味わいに変化し、炭酸が口の中で弾けながら優しい適度なスモーキーさが残る感じです。

ハイボールにするとビター感がだいぶ強まったように感じます。

心地よく炭酸がはじけ、味の奥の方にイチジクや干しぶどうのフルーティーさを感じます。

ストレートではフルーティーさが前面でビター感が遅れてって感じでしたが、ハイボールはその逆です(薄めすぎるとフルーティーさが感じられなくなるので氷を少なめで1:2くらいの割合がちょうど良いかと)。

冷たくなると余計に甘さが目立たなくなるので、甘さを残したい人は常温のソーダ割もありかも。

水割りは常温でトワイスアップ程度がおすすめです。

ハイボールと同様に冷やしすぎるとフルーティーさが感じにくくなるので常温での水割りが最適です。

また、水で薄まっていくごとにフルーティーさが奥に隠れていってしまうので、水を数滴ずつ入れながら自分が気に入った程度で加水をとどめるようにするとちょうどよい濃さに調節できます。

個人的にはトワイスアップまでかと。これ以上薄まるとせっかくのフルーティーさが感じにくかったです。

ウイスキー初心者へのおすすめ度

口に含んだ時のフルーティーさと残る余韻の穏やかなピート感をともなうスモーキーさがちょうどよい、バランスの良いウイスキーだと思いました。

嫌いな人は少ないんじゃないかなって思いました。

飲み方はストレートか水割り(割り方はトワイスアップまで)がおすすめです。

ソーダ割で楽しむ場合は冷やしすぎずに濃い目で作ってもらうと、味の奥の方にフルーティーな甘さが感じられます。

ウイスキー初心者へのおすすめ度は95点/100点です!!

再度言いますが、嫌いな人が少ないウイスキーだと思います!!

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