【山とウイスキー好き必読】登山やキャンプなど山で飲みたいおすすめウイスキー21選
山の楽しみ方は人それぞれ。
登山、キャンプ、バーベキューなどなど。
いずれにしても、綺麗な景色を楽しみながら心安らぐひと時を過ごす。
これが山の醍醐味だと思います。
この心安らぐひと時をより一層際立たせてくれる、大人ならではの楽しみ方の一つがお酒だと思います。
何を隠そう、ウイスキー好きな私…
そして山も大好き…
山頂に登頂した時に、雄大な景色を眺めながらほんの少しのウイスキーを口にする。
口に広がるのはウイスキーの濃厚な味、鼻に抜けてくる優美な香りと余韻。目の前に広がるのは雄大な景色。
このひと時が何物にも代えることができない極上の時間となります。
こんなことを思い浮かべながら記事を書いていると、また山に行きたくなってしまいます(笑)。
さてさて、このまま山とウイスキーに対する思いを書き続けると中々本題に移ることができなくなりそうなので、そろそろ本題へ!!(笑)
今回は、こんなウイスキー好きでもあり、山好きでもある私が登山やキャンプなどの山で飲んでみてもらいたいウイスキーを21種類紹介していきます。
山という特性上、荷物は極力減らしたいため、水割りやストレートで美味しく楽しめるウイスキーが多くなっています。
山の雄大な景色とマッチするウイスキーを厳選してみました。
どうぞ、最後までお付き合いください。
実際に私が山でウイスキーを楽しんだ際の記事もあります。興味がある人は下記より読んでみて下さい。
– 山で山崎@平標山
山で飲みたいおすすめウイスキー20選
白州(ノンエイジ)
ウイスキーで山や森を思い浮かべるとしたら真っ先に思い浮かぶのが白州かと思います。
世界的にみても珍しい森の中にある白州蒸留所で蒸留された、圧倒的な森っぽさを備えたウイスキーです。
穏やかなスモーキーさ、爽やかなフルーティー感とほんのりと落ち着いたバニラの香りが山の綺麗な景色に見事にマッチします。
ハイボールが抜群に美味しいですが、水割りやストレートでも白州らしさを十分に楽しめます。
ただ、近年のジャパニーズウイスキー人気による原酒不足により価格が高騰していることがデメリットです。
別記事で白州のレビューもしています。興味がある人は下記よりご覧ください。
– 白州~森香るウイスキー~
スペシャルリザーブ
スペシャルリザーブは古くからあるサントリーのベストセラーウイスキーです。
40代以降の方々には馴染みが深いウイスキーかと思いますが、昔のウイスキーというイメージがあるので見過ごされがちかもしれません。
しかし、このウイスキーはコスパもよく、とても美味なのです。
キーモルトに白州蒸留所のモルトを使用しているため、白州の特徴をしっかりと感じることができます。
お手頃価格で白州の森っぽさを感じることができるので山にも抜群の愛称です。
シーバスリーガル ミズナラ12年
繊細な味覚を持った日本人のウイスキーファン向けに作られたスコッチウイスキー、それがシーバスリーガル ミズナラ12年です。
何といっても雑味の少ない柔らかな味わいと甘い余韻が特徴的です。
私個人的には水割りが最高に美味しいと思います。
特に日本の山から湧き出るミネラル豊富な軟水とミズナラの柔らかな甘さが非常によく合います。
山で採れた水で作るその山ならではの水割りは格別です。
シーバスリーガル ミズナラには18年熟成のものもありますが、こちらはさらに甘さが際立ち、アルコールの刺激が少なくなっており、上品な味わいになっています。
別記事でシーバスリーガルミズナラ12年のレビューも行っています。興味がある人は下記よりご覧ください。
– シーバスリーガル ミズナラ12年~日本人のために造られたウイスキー~
ラフロイグクオーターカスク
ラフロイグならではの正露丸のようなスモーキーな香りが癖になるだけでなく、爽やかな味わいも特徴的です。
高めなアルコール度数にもかかわらず、味わいは非常に柔らかいです。
口に含んだ際に口の中でしっかりと甘さが広がり、心地よい余韻が残ります。
焚き火や夜空を眺めながらゆっくりとストレートで楽しみたいウイスキーです。
メーカーズマーク
日本でも人気のあるバーボンウイスキーです。
小栗旬さんが出演するCMが流れていたこともあり、ウイスキーを普段飲まない人でも一度は見たことがあるウイスキーかもしれません。
ボトルのキャップが特徴的でボトルキャップの代わりに封蝋が用いられており、一つ一つ手作業で作られているためオンリーワンの1本になります。
CMで「ちょっと贅沢なハイボールを」をキャッチコピーにしていることもあり、ハイボールのイメージがとても強いかもしれませんが、甘く柔らかな味わいであるため、水割りやストレートでも美味しく楽しめます。
まろやかな甘みとスムースな飲み口が日本人の味覚に見事にマッチしています。
タリスカー 10年
スコットランドのスカイ島にあるタリスカー蒸留所が手がけるシングルモルトウイスキーです。
スカイ島の自然を表現したような潮っけや磯の香りが特徴的です。
強すぎないスモーキーさとピート感、そしてフルーティーな甘さ。
ストレート、水割り、ハイボールいずれも美味な超万能ウイスキーです。
コショウをふった赤身肉と相性抜群です。山でのバーベキューに持っていきたい一本です。
アードベッグTEN
ピートが強く、独特なヨード臭を感じれるスモーキーウイスキー。
このウイスキーについては完全に好き嫌いが分かれてしまうと思います。
タリスカー10年を飲んでみて、スモーキーでピーティーなウイスキーも美味いなと思った人にはぜひ試してもらいたいウイスキーです。
アードベッグTENというとThe アイラとしてクセが強いウイスキーの代表格とされています。
しかし、クセが強いだけでなく、後味のフルーティーさと口の中に広がる甘い余韻がホントにバランス良く、この値段でこんなに美味しいウイスキーが飲めるのかと驚いてしまうくらいです。
私が一番好きなウイスキーでもあります。
キャンプの夜にゆっくりと星を眺めながら飲みたいウイスキーです。
個人的にはストレートがやはりおすすめですが、最初にストレートで少し飲んでから少しずつ加水してみるのも味や香りの変化が楽しめるのでおすすめです。
別記事でアードベッグTENのレビューを行っています。興味がある人は下記よりご覧ください。
– アードベッグTEN~クセの強いスモーキーウイスキーの代表~
サントリー オールド
ダルマの愛称で1950年代から親しまれるウイスキーです。
スペシャルリザーブと同様に20~30代の方々には少し馴染みのないウイスキーかと思います。
山崎蒸留所のシェリー樽原酒がキーモルトになっていて、シェリー樽由来の華やかな香りと芳醇で深い甘みを楽しむことができます。
この価格でこれだけ華やかな香りを楽しめるのはかなりコスパが良いかと思います。
クセも少なくフルーティーな味わいであることから、水割りやハイボールですっきりと頂けます。
新緑の爽やかな風を浴びながらオールドを口に含む。
心地よいひと時を過ごせること間違いなしです。
フェイマスグラウス ファイネスト
フェイマスグラウスはスコットランド、ハイランド地方で生産されているブレンデッドウイスキーです。
キーモルトにマッカランを使用しており、シェリー樽由来の上品な香りと深い甘みを楽しむことができます。
最近ではマッカランが高騰しているため、お手頃価格でマッカランぽさを楽しむことができるのもメリットの一つです。
ストレートで飲んでも美味しいんですが、水割りにすると香り立ちが良くなり、マッカランっぽさが際立ってきて美味しいです。
山の中で飲むというよりも、草木が芽吹く春先に、雪解けの山を眺めながらゆっくりと飲むと穏やかな時間が過ごせて良いと思います。
スーパーニッカ
少し昔に流行ったブレンデッドウイスキーといった印象が強いように思います。
ここ最近ではあまり評価されてなく、知名度もそこまで高くない銘柄かもしれませんが、意外と万能で美味しいのです。
果実のようなフレッシュな香りとバニラのような樽感、余韻はすっきりと爽やか。
ストレートやロックも美味いんですが、最近改めて気づいたのが、スーパーニッカのハイボールがとても美味いということです。
山の麓で爽やかな風に吹くなかでハンモックに揺られながらスーパーニッカのハイボールを飲む。
癒しのひと時です。
バランタイン17年
スコットランド各地の厳選されたモルト原酒とグレーン原酒を40種類以上をブレンドした、スコッチウイスキーです。
最低熟成年数が17年以上と長期熟成原酒をブレンドした贅沢なウイスキーです。
柔らかく甘く、華やかでバランスの取れた味わいが特徴です。
まずはストレートでしっかりと味わってもらうと口の中に広がる華やかな余韻に感動すると思います。
少し贅沢にも感じてしまうかもしれませんが、ハイボールも非常に美味です。
山頂近くの山小屋やテントなどから雄大な景色を眺めながらバランタイン17年を口にする。
極上の時間となること間違いなしです。
別記事でバランタインシリーズのレビューを行っています。興味がある人は下記よりご覧ください。
– バランタインシリーズ飲み比べ
– バランタインファイネスト~デイリーウイスキーの代表格~
– バランタイン12年~スコッチの宝石~
– バランタイン17年と21年の比較
マッカラン12年
ウイスキー好きじゃなくても一度は聞いたことがある銘柄、シングルモルトの王道。それがマッカランです。
その中でももっとも若いスタンダードなウイスキーがマッカラン12年です。
シェリー樽ならではの、華やかな香り、フルーツを想像させる濃厚な甘みが特徴です。
ストレートでマッカランの味わいをしっかりと楽しんでもらったら、水割りにしてみることをお勧めします。
水割りにすることでシェリー樽由来の華やかな香りが際立ち本当に美味しいです。
山の中というよりも高原避暑地で山を眺めながら楽しみたいウイスキーです。
グレンゴイン10年
ピートを焚きまないノンピート麦芽を使用しているのが特徴的。
このため、スモーキーさがほとんどなく、大麦麦芽の味わいがストレートに楽しむことができます。
フレッシュでフルーティーな香り、まろやかで余計なクセがなく甘く優しい味わいです。
ウイスキーならではの独特なピート香が苦手な人にはお勧めです。
クセが少ないウイスキーなので、水割りにするとしっかりと香りが立ち、柔らかな味わいを楽しむことができます。
テントを張ってちょっと一息つきたいときにグレンゴイン10年の水割りを口にすると、リラックスできてスッと疲れも抜けていくかと思います。
グレンドロナック12年
ハイランド地方にあるグレンドロナック蒸留所が造る代表銘柄のウイスキーがグレンドロナック12年です。
ハイランドモルトの入門に位置付けられています。
12年とは思えないほどシェリー樽由来の華やかな香りがしっかりしていて、バニラのようなフルーティさと、ビターチョコレートのような苦みを感じることができます。
この価格でここまでしっかりとシェリーを感じることができるウイスキーはそうそうないと思います。
まずはストレートでシェリーならではの香りをしっかりと楽しんでみることをおすすめします。
また、ハイボールにすると華やかないつもと違ったハイボールを楽しむことができると思います。
高山植物を眺めながら優雅に味わうグレンドロナックは格別だと思います。
ラガヴーリン16年
ラガヴーリンはアイラの巨人と称される、アイラ島のウイスキーの中でも人気銘柄のひとつです。
ラガヴーリンはホワイトホースやジョニーウォーカーというブレンデッドウイスキーを構成する原酒の一つでもあります。
アードベッグTENと同様に独特なヨード臭とインパクトのあるピート感が特徴的です。
さらにラガヴーリンは芳醇な甘みを併せ持っているため、虜になる人もたくさんいます。
クセの強いスモーキーなウイスキーを味わいたい人には、ぜひ一度飲んでみてもらいたいウイスキーです。
個人的にはしっかりとヨード臭やピート感を楽しむにはストレートで飲むことをお勧めします。
焚き火を眺めたり、満天の星空が広がる中、ゆっくりとラガヴーリンを楽しむ。
心癒される時間になること間違いなしです。
アードモア レガシー
あの有名なティーチャーズ ハイランドクリームを生み出したウィリアム・ティーチャーの息子、アダム・ティーチャーが設立したアードモア蒸留所のウイスキーです。
アードモア蒸留所の原酒の多くはティーチャーズのキーモルトとして使われていることは豆知識として覚えておいても損はないかと思います。
ティーチャーズのスモーキーさを出してくれているのがこのアードモア蒸留所の原酒なのです。
アードモア レガシーはハイランドモルトでありながら、アイラモルトやアイランド系の持つピート、スパイスが感じることができます。これがティーチャーズのスモーキーさの由縁となっているのです。
最近飲んでみて思ったのが、水割りも意外と美味しいということです。
スモーキーなウイスキーは水割りにするとせっかくのスモーキーさが弱まってしまうため、水割りは毛嫌いしていました。
しかし、アードモア レガシーは水割りにすると甘みがしっかりと際立ってきて意外と美味しかったです。
スモーキーさを味わいたい人はストレートで、甘みを楽しみたい人は水割りで。
こんな風に万能に楽しむことができるウイスキーだと思いました。
ティーチャーズ ハイランドクリーム
お手頃価格のスモーキーウイスキーの代表格。
最近ではテレビCMで目にすることもありました。
バーベキューをするなら絶対に一本は持っていきたいウイスキーです。
クセのあるスモーキーなウイスキーが好きな人はストレートで、スモーキーなウイスキーに挑戦してみたいという人はハイボールで飲んでみることをお勧めします。
私自身も家に常備してあるウイスキーです。
スモーキーなウイスキーに挑戦してみたいなって人は是非とも試してみて下さい。
山崎12年
白州でも説明しましたが、ジャパニーズウイスキーは値段が高騰していてとにかく高いです。
この山崎12年も例外なく高いです。値段高騰しすぎです。
山に持っていくには少し気が引けてしまう値段かもしれません。
しかし、山崎12年はホントに美味いのです。
特に水割りが美味い!!
水割りにすることで山崎の上品な香りが際立ち、口の中には繊細な甘みが広がります。
山の頂上から眼下に広がる日本の田園風景を眺めながら飲む山崎12年の水割りは格別だと思います。
別記事で山崎12年のレビューを行っています。興味がある人は下記よりご覧ください。
– 山崎12年~ジャパニーズウイスキーの代表格~
グレンフィディック12年
シングルモルトの入門編として皆さんに周知されているウイスキーなので改まって紹介することは不要かもしれません。
爽やかな飲み口とリーズナブルな価格から、日本でも人気の高いシングルモルトウイスキーです。
甘く、フルーティーな味わい、洋梨を感じさせる爽やかな香りが特徴です。
ハイボールが一番のおすすめですが、スムースな飲み口でもあるので水割りも美味しくいただけます。
少し暑い日の山の麓で、キャンプやバーベキューの時に飲んでみると、爽やかな清涼感が際立って美味しくいただけると思います。
別記事でグレンフィディック12年のレビューを行っています。興味がある人は下記よりご覧ください。
– グレンフィディック12年~シングルモルトスコッチの入門~
宮城峡(ノンエイジ)
宮城峡蒸留所で作られたシングルモルトウイスキー。
ローランドモルトを思わせるやわらかで繊細な味わいが特徴。
アルコールの刺激は少なく、バニラのような甘い熟成した香りと、穏やかなピートの香りが絶妙です。
近年、値段が高騰しているジャパニーズウイスキーですが、白州や山崎、響などと比べると良心的な値段に抑えられています。
宮城峡の穏やかな味わいは水割りとの相性も抜群です。
訪れた山の天然水を使用した宮城峡の水割りは、綺麗な景色と一緒に素晴らしい思い出の1ページを彩ってくれることでしょう。
別記事で宮城峡のレビューを行っています。興味がある人は下記よりご覧ください。
– 宮城峡~東北の自然豊かな峡谷が生み出すシングルモルト~
ダルウィニー15年
スコットランドのハイランド地方に位置するダルウィニー蒸溜所で造られるシングルモルトウイスキーです。
ダルウィニー蒸溜所はスコットランドで2番目に標高が高い場所に位置する蒸溜所(標高326m)です。
“スコットランドの中でも標高が高い蒸溜所で造られた“というだけで山に合いそう…笑
そんなダルウィニー蒸溜所のスタンダード商品がこのダルウィニー15年です。
軽く滑らか、フルーティー、やわらかく甘い口当たり。
とにかく飲みやすいウイスキーです。
飲みやすいだけでなく、余韻に覗かせる若干のピート感や高原を思わせる爽やかな香りといった個性もしっかりとあり、存分に楽しめるウイスキーです。
山頂ではストレートや水割りでゆっくりと楽しむことをおすすめします。
山頂の澄んだ空気にピッタリです✨
また、ハイボールにするとかなりフルーティーで爽快感のあるハイボールに仕上がります。
暑い日のバーベキューやキャンプでハイボールにして楽しむと最高です‼
山でウイスキーを楽しむためのおすすめアイテム
スキットル
スキットルとは、ウイスキーを持ち運ぶためのボトルのことです。
映画などで直接スキットルからウイスキーを飲むワイルドなおじ様を一度は目にしたことがあると思います。
こんな風にワイルドにウイスキーを飲むことに憧れた人も少なくないはずです。
山にウイスキーをそのままボトルで持って行っても問題ないのですが、ウイスキーボトルは大きいので荷物が多くなり大変です。
そこで役立つのがこのスキットルです。
スキットルから直接飲まなくても、持ち運び用のアイテムとして使用するとコンパクトで便利です。
マグカップ
ウイスキーを飲むためにはマグカップは必須です。
ウイスキー用のグラスを持って行ってもいいですが、割れてしまう危険性が高いのでマグカップをおすすめします。
特に登山やキャンプ用品として扱われているチタンやステンレス製の真空マグカップがあると便利です。
このマグカップでウイスキーを飲むと山の雰囲気をより一層楽しむことができると思います。
さいごに
今回は完全なる独断と偏見をもとに山で飲みたいウイスキーを20種類選出しました。
人それぞれ好きな食べ物が違うように、ウイスキーにも好みが出てきます。
今回紹介したウイスキーが、山で飲みたい自分好みのウイスキーを探すきっかけになってくれると嬉しいです。
別記事でウイスキーの紹介も行っています。興味がある人は下記よりご覧ください。
– ハイボールで楽しめるウイスキー11選
– ジャンル別の初心者向けスコッチウイスキーウイスキー17選
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