【ウイスキー初心者の比較レビュー】アードベッグ5年　ウィービースティ：アイラのリトルモンスター

【ウイスキー初心者の比較レビュー】アードベッグ5年ウィービースティ：アイラのリトルモンスター

この記事では、ウイスキー初心者の私がウイスキーの飲み比べをした感想を公式ホームページの紹介やウイスキーの達人たちの評価と比較をしています。

世の中にはウイスキーの達人や公式ホームページの紹介などの情報はたくさんありますが、ウイスキー初心者が飲み比べをした情報はあまり多くありません。

しかし、初心者にとって気になるのは実際に初心者がウイスキーを飲んでみた時にどう感じるのか、この点が非常に大きいと思います。

このような取り組みを記事にまとめることでウイスキー初心者が実際にウイスキーを飲むとどの様に感じるかなどの初心者向けの有益な情報が提供できるのではないかと思い記事にまとめることとしました。

今回は第9弾として「アードベッグ5年　ウィービースティ」について紹介します。

好き嫌いが完全に分かれるスモーキーウイスキーの代表格、アードベッグの中でも特にクセが強いウィービースティ。

初心者である私が飲んでみてどの様に感じたのでしょうか？

ウイスキーのレビュー

別記事でもアードベッグのレビューを行っています。興味がある人は下記よりご覧ください。
– アードベッグTEN：クセの強いスモーキーウイスキー

2020年、アードベッグの定番ラインナップに新たに加わった5年熟成のシングルモルトウイスキーです(アルコール度数：47.4度)。

オロロソシェリー樽とバーボン樽を使用した非常にスモーキーなウイスキーです。

一般的にウイスキーのスモーキーさは熟成年数が経つほど薄くなる、逆に熟成年数が浅いほどスモーキーさが際立つと言われています。

アードベッグの定番商品の一つであるアードベッグTENは名前の通り、10年熟成の商品となるためスモーキーさでいえば、このウィービースティの方がパンチの利いたスモーキーさがあります。

このスモーキーさがウィービースティの一番のアピールポイントとなります。

ちなみにこのウィービースティはスコットランドの言葉で、「小さいながらも獰猛で、手のつけられないリトルモンスター」を意味しています。

・アードベッグ5年　ウィービースティの基本情報

それでは実際にアードベッグ5年　ウィービースティを飲んでみた感想をウイスキーの達人たちの意見と比較して紹介していきます。

元々ピートが強烈なアードベッグに、若い原酒を使うことによるアルコール由来の辛さが加わり、モンスターの印象がしっかり感じられるウイスキーになっています。

香り：爽やかなハーブ、微かに奥の方からバニラや梨。砕いた黒胡椒の強烈なスパイシーさと樹液たっぷりの松脂の香り、そして強烈な煙の香り。正露丸を思わせるピート香。
味わい：チョコレートとクレオソートとタールの強烈な風味が口の中で爆発。驚異的なスモーキーな味わい。高めのアルコール度数に加えて若さ故の鋭利な刃物のような刺激的な辛さが舌を襲う。チェイサーがあった方が良いかも。
余韻：塩の風味が余韻として長く残る。

ボトルのデザインは熟成年数が若いからか少し若者向けな印象。

赤のWEE BEASTIEの文字がカッコいい。

実際に飲んでみるとかなり刺激的でパンチの利いたスモーキーさ。

多めに口に運ぶとむせそうになるほどです。

インパクト重視で美味しくなのかな～。なんて思いながら二口目を口に含んでみると意外と美味しくいただけました。

香り：かなりスモーキーな香り。アードベッグTENと比較すると少しアルコールのツーンとする香りが強い印象。煙に燻されたような香りもする。薬品的(これがフェノールっぽさ？)な香りも強い。スモーキーなウイスキーを飲んだことがない人がいきなり挑戦すると嫌いになりそう。
味わい：ガツンとくるスモーキーな味わい。とにかくスモーキー。スモーキーの奥の方に滑らかな甘さがやってくる。この辺はさすがアードベッグといった感じ。アルコールのピリッとした刺激は強め。しつこさはなく後味は軽やか。
余韻：余韻もスモーキー。口の中で燻製が造られたんじゃないかって思うほどスモーキー。口の中にスモーキーさが強く残ります。

もうこれはスモーキーという言葉以外出てこないようなスモーキーウイスキーです。

過去最大級にスモーキー。

最上級にスモーキーなウイスキーに挑戦してみたい人は飲んでみる価値大ありだと思います。