スクワットで鍛えられるお尻や太ももの筋肉の解剖学的特徴について|エビデンスに基づく筋トレ解説

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スクワットで鍛えられるお尻や太ももの筋肉の解剖学的特徴について|エビデンスに基づく筋トレ解説

スクワットってどんな人でも一度は行ったことがある運動だと思います。

部活、体育、ダイエット、トレーニングなどなど。

目的は違えどスクワットをしたことがない人なんていないんじゃないかってくらいポピュラーな運動です。

ポピュラーであるがゆえに深く考えずに適当にスクワットをこなしがちかもしれませんが、実はスクワットって奥が深いんです。

今回はスクワットでターゲットとなる主な筋肉の解剖学的特徴について解説します。

スクワットで鍛えられる筋肉は主に太ももとお尻の筋肉です。

筋肉の解剖学的特徴を理解することでスクワットのトレーニング効果を最大化することができます。

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スクワットで使われる主な筋肉の解剖学的特徴について

スクワットは背中が丸まらないように気をつけながら膝を曲げ伸ばしする運動になります。

全身を動かす運動なので多くの筋肉が使われますが、特にお尻と太ももの筋肉を鍛えるのに適した運動になります。

また、背中が丸まらないように前傾位を維持しながら運動を行うので背中の筋肉である脊柱起立筋も使われます。

詳しい解剖学的特徴について解説します。

大腿四頭筋

大腿四頭筋は大腿直筋、内側広筋、外側広筋、中間広筋から構成される筋肉です。

筋肉の走行については図をご覧ください。

大腿四頭筋の主な作用は膝関節の伸展(伸ばす)です(大腿直筋のみ股関節の屈曲(曲げる)作用もある)。

スクワットの下降局面では膝が急に曲がらないようにコントロールする、挙上局面では膝を伸ばす主な役割を担っています。

挙上局面と比較すると下降局面で強く活動する筋肉です。

ハムストリングス

ハムストリングスは半腱様筋、半膜様筋、大腿二頭筋からなります。

筋肉の走行については図をご覧ください。

ハムストリングスの主な作用は膝関節の屈曲(曲げる)と股関節の伸展(伸ばす)です。

スクワットの挙上局面で強く活動し、特に下降局面から挙上局面に切り替わった直後に強く活動します。

大殿筋

大殿筋はおしりの筋肉の中でもっとも大きな筋肉です。

プリっとしたおしりを作るためには重要な筋肉です。

筋肉の走行については図をご覧ください。

大殿筋の主な作用は股関節の伸展(伸ばす)です。

ハムストリングスと同様に挙上局面で強く活動し、特に下降局面から挙上局面に切り替わった直後に強く活動します。

スクワットの挙上重量が増えることでもっとも活動が増えるのが大殿筋と言われています。

脊柱起立筋

脊柱起立筋は背骨のわきにある体幹を支える筋肉です。

細かく見ると腸肋筋、最長筋、棘筋に分けられます。

それぞれの筋肉の走行は図をご覧ください。

脊柱起立筋の主な作用は体幹の伸展(後ろに反らす)です。

スクワット動作ではしゃがみ込んでいくときに体幹が前傾していきます。

脊柱起立筋には重力によって過度に体幹が前傾しすぎないようにするために止める作用があります。

まとめ

以上の筋肉がスクワットで主に使われる筋肉です。

スクワットは全身運動になるのでこの他にも多くの筋肉が使われます。

細かく見ていくと、使わない筋肉がないといっても過言ではないほど多くの筋肉を駆使してスクワットは行われます。

下半身の筋トレをやりたいけど、どの種目から取り組めばよいか分からない人はひとまずスクワットから取り組めば間違いないです‼

参考資料

  • 坂井建雄:プロメテウス解剖学アトラス

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