【ウイスキー初心者の比較レビュー】山崎:世界が認めたジャパニーズウイスキー
この記事では、ウイスキー初心者の私がウイスキーの飲み比べをした感想を公式ホームページの紹介やウイスキーの達人たちの評価と比較をしています。
世の中にはウイスキーの達人や公式ホームページの紹介などの情報はたくさんありますが、ウイスキー初心者が飲み比べをした情報はあまり多くありません。
しかし、初心者にとって気になるのは実際に初心者がウイスキーを飲んでみた時にどう感じるのか、この点が非常に大きいと思います。
このような取り組みを記事にまとめることでウイスキー初心者が実際にウイスキーを飲むとどの様に感じるかなどの初心者向けの有益な情報が提供できるのではないかと思い記事にまとめることとしました。
今回は第二弾として「山崎(ノンエイジ)」について紹介します。
山崎(ノンエイジ)は世界に認められた代表的なジャパニーズウイスキーの一つです。
初心者である私が実際に飲んでみてどのように感じたのか紹介していきます。
山崎ってどんなウイスキー??
山崎は京都郊外・天王山の麓にたたずむ、日本最古のモルトウイスキー蒸溜所である山崎蒸留所で作り出されるシングルモルトウイスキーです(アルコール度数:43度)。
山崎蒸留所はサントリーの創業者である鳥井信治郎氏が日本初のモルトウイスキー蒸留所として建設しました。
美しい竹林に囲まれ、四季折々の表情をもたらす山崎蒸留所は理想的な気候と名水が流れるウイスキー作りに適した立地となっています。
・山崎蒸留所の位置情報(航空写真モードだと見やすいです)
*蒸留所ガイドツアーも行っているようなので興味がある人は見てみて下さい
山崎蒸留所で作られるウイスキーは、山崎蒸留所で生まれるモルト原酒のみで作られています。
山崎の地に湧く名水で仕込み、この地で幾度も四季を重ねながら、木樽の中でゆっくりと熟成され、精妙なバランスの香味に仕上げられています。
商品ラインナップには山崎(ノンエイジ)、山崎(12年)、山崎(18年)、山崎(25年)があります。
いずれの商品も大変人気があり、品薄状態が続き、値段が高騰しています。
・山崎の基本情報
商品名 | 山崎 |
蒸溜所 | 山崎蒸溜所 |
原産地 | 日本(大阪府) |
原材料 | モルト *ミズナラ樽やワイン樽などを使用 |
アルコール度数 | 43% |
価格 | 4200円(メーカー希望価格) *現在はプレ値で販売されていることが多いです |
ウェブサイト | 山崎蒸溜所 |
山崎を飲んでみた感想:味わい、香りの特徴など
それでは実際に山崎(ノンエイジ)を飲んでみた感想を公式ホームページの紹介と比較してみます。
山崎の公式ホームページでの紹介(テイスティングノートより)
山崎の伝統であるミズナラ樽貯蔵モルトとワイン樽貯蔵モルトなどの山崎蒸留所で作られた様々な山崎モルトにより作られています。
やわらかく華やかな香り、甘くなめらかな味わいが特徴とされています。
- 色:赤みがかった明るい琥珀色
- 香り:苺、さくらんぼ
- 味:蜂蜜、なめらかな口あたり、広がりを感じる甘み
- フィニッシュ:甘いバニラ、シナモン、綺麗で心地よい余韻
ウイスキー初心者が山崎を飲んでみた感想
他記事で紹介した白州のボトルは屋外で飲むときに写真映えしそうな雰囲気を感じたが、山崎は屋内で暖炉などの暖かな火の温もりと合いそう。
久石譲とか落ち着いた音楽を聴きながらぼんやりと眺めていたくなるボトルです(完全なる私見(笑))。
まずはストレートで飲んでみた感想です。
- 色:ほのかに赤みがかかった琥珀色。ブロンズとゴールドの間くらい。
- 香り:近くでグッと匂いをかいでしまうとアルコール感がやや強めです。ただ、グラスから10cm程度離してかいでみると、うっすらとイチゴのような果実感のある香りがします(熟したイチゴのような甘ったるい香りではなくほのかに香る程度)。
- 味:アルコール感は少ない。とにかくなめらか。舌先に触れた時に少しだけ酸味を感じ、その後で蜂蜜っぽいしっとりとした甘さが口の中で広がる感じ。
- フィニッシュ:シナモン感はあまり感じれず…。柔らかい甘さが口の中に広がった後にややビターな苦さを含む余韻が残る。口の中に広がる余韻は比較的長く感じることができる。甘さからビターに変わっていき、しつこくなくスッキリと飲める。
ストレートで飲んでみた感想がこんな感じです。
近くでグッと匂いをかぐとややアルコール感を強く感じてしまいますが、味やフィニッシュにアルコール感は強くなく、ストレートでもかなり美味しく飲めました。
次にロックで飲んでみると…
スッキリとした味わいが強くなり、余韻のビターさが際立ちました。
個人的にはロックよりもストレートの方が飲みやすかったです。
そして最後にトワイスアップ(1:1の水割り)で。
上の写真が加水後の写真になります。
加水することで山崎のもつ香りが際立ちました。
そしてフィニッシュで残るビターな余韻がだいぶ少なくなり、スッキリと味わうことができるようになりました。
加水をすることでこれだけ香りもよく、適度な甘さでスッキリと味わうことができるなら繊細な和食にもベストではないかと思いました。
ただ、キンキンに冷えた水で加水してしまうと甘さが抑えられてビターな余韻が強まるので加水は常温程度が良いかと思いました。
個人的には今回試した中でトワイスアップが一番おいしく感じました。
ウイスキー初心者へのおすすめ度
山崎(ノンエイジ)は口にした時のアルコール感が少なく、口に広がる余韻も楽しむことができるので初心者がストレートで楽しむのに適したウイスキーだと思いました。
ゆっくりと時間をかけて味わいたいならストレートで、食事(特に和食)と合わせるなら水割り(トワイスアップ)が良いかと思いました。
ウイスキー初心者へのおすすめ度は85点/100点です!!
複数の記事でジャパニーズウイスキーのレビューを行っています。興味がある人は下記よりご覧ください。
– 山崎12年~ジャパニーズウイスキーの代表格~
– 白州~森香るウイスキー~
– 響 JAPANESE HARMONY ~日本の匠の技~
– 響 ブレンダーズチョイス~甘やかに響きあう、多彩な原酒と匠の技のハーモニー~
おすすめアイテム
・山崎(ノンエイジ)
・水
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