【ウイスキー初心者の比較レビュー】キルケラン12年:グレンガイル蒸溜所の完成形ウイスキー

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【ウイスキー初心者の比較レビュー】キルケラン12年:グレンガイル蒸溜所の完成形ウイスキー

この記事では、ウイスキー初心者の私がウイスキーの飲み比べをした感想を公式ホームページの紹介やウイスキーの達人たちの評価と比較をしています。

世の中にはウイスキーの達人や公式ホームページの紹介などの情報はたくさんありますが、ウイスキー初心者が飲み比べをした情報はあまり多くありません。

しかし、初心者にとって気になるのは実際に初心者がウイスキーを飲んでみた時にどう感じるのか、この点が非常に大きいと思います。

このような取り組みを記事にまとめることでウイスキー初心者が実際にウイスキーを飲むとどの様に感じるかなどの初心者向けの有益な情報が提供できるのではないかと思い記事にまとめることとしました。

今回は第26弾としてキルケラン12年を紹介します。

スプリングバンクを筆頭に近年非常に人気の高いキャンベルタウンモルト。

そんなキャンベルタウンモルトの中でもグレンガイル蒸溜所が手掛けるシングルモルトがキルケランです。

このキルケラン12年をウイスキー初心者である私が実際に飲んでみてどの様に感じたのでしょうか??

キルケラン12年ってどんなウイスキー??

キルケランはキャンベルタウンにあるグレンガイル蒸溜所が造るウイスキーです。

グレンガイル蒸溜所は2004年にスプリングバンクのオーナーによって80年ぶりに復活しました。

https://www.saketan-bond.co.jpより引用

2009年から2015年まで「Work in Progress」というシリーズで1年ずつ熟成を重ねながらウイスキーが販売されていました。

その「Work in Progress」シリーズの一つの完成形として2016年にキルケラン12年が発売されました。

スプリングバンク蒸溜所の姉妹蒸溜所というだけあって、スプリングバンクに通ずるようなブリニーさと”モルトの香水”と表現される優雅な香りが魅力的です。

これには、グレンガイル蒸溜所にて造られるウイスキーの原料である麦芽が全てスプリングバンク蒸溜所にてフロアモルティングにより造られたものを使用されていることが関係しています。

使用する原酒はバーボン樽が7割、残りがシェリー樽で熟成されています。

生産量も少ないため中々手に入れることが困難な状態となっていますが、香り豊かなキャンベルタウンモルトの個性を堪能できるウイスキーです。

グレンガイル蒸溜所

ウイスキーのレビュー

別記事でもキルケランのレビューを行っています。興味がある人は下記よりご覧ください。
キルケランへビリーピーテッドバッチ4:希少価値の高いキャンベルタウンモルト

キルケラン12年を飲んでみた感想:味わい、香りの特徴など

それでは実際にキルケラン12年を飲んでみた感想をウイスキーの達人たちのコメントと比較して紹介します。

キルケラン12年のウイスキーの達人たちのコメント

姉妹蒸溜所であるスプリングバンクでフロアモルティングしたライトピート麦芽(約15ppm)を使用している。

2回蒸溜でつくられるキルケランの生産量はわずか3万リットルほどで、年に1ヶ月ほどスプリングバンクの職人により蒸溜されています。

  • 香り:海風を伴ったピートに蜜蝋、バニラ、リコリスが徐々に混ざり合い、柔らかで甘いアロマへと変化。時間と共に爽やかなライムやレモンの皮、ホワイトペッパーが顔を覗かせる。
  • 味わい:キャンベルタウンモルトらしい潮気と共にメロン、蜂蜜、トフィー、キャラメル、そしてピートスモークが心地よく混ざり合い、ジンジャーブレッドへと変化。
  • 余韻:コーヒービーンズチョコのほろ苦い甘さが続く。

キルケラン12年をウイスキー初心者が飲んでみた感想

定価は6000円くらいですが高騰傾向です。

出荷本数が少なくなく、人気も非常に高いので定価付近の価格で見つけることができたら購入をおすすめします。

ボトルデザインも個性的でお洒落です✨

  • 香り:最初に感じたのは酸味を伴うフレッシュな果実感のある香りと蜂蜜のような優しい甘い香り。少し遅れて潮気を感じる香り(ブリニーさ)。リコリスの香りが特徴的ということですが、そもそもリコリスがよく分かりません…💦。後に遅れてバニラ香。潮気&酸味を伴う果実感(レモン?シトラス?)&蜂蜜、遅れてバニラって感じです
  • 味わい:口に含むと潮気を最初に感じます。タリスカー10年のような磯っぽい潮気ではなくて、塩キャラメルのような穏やかに甘さを伴う潮気✨潮気に少し遅れて蜂蜜のような優しい甘さが少しだけ酸味を伴って訪れます(リンゴの蜜っぽい?)。最後の方はスパイシー&スモーキーさが訪れます。若干のビターさも感じることができます。私だけかもしれませんが、キャンベルタウンモルトは口にすると出来立てのパンを食べているような柔らかな潮気を伴う甘さを感じます。出来立てのフワフワパン✨
  • 余韻:ほろ苦い甘さは感じる。コーヒービーンズといっても苦いだけではなくフルーティーさがあるコーヒービーンズ。ビターなだけでなくフルーティーな香りも余韻として残ってくるのは素晴らしい✨

香り、味わい、余韻のすべてを楽しむことができるウイスキーだと思います。

同じキャンベルタウンモルトの中で人気の高いスプリングバンクと比較すると、酸味を伴うフルーティーさが特徴的だと思いました。

ウイスキー初心者へのおすすめ度

今回はキルケラン12年を紹介しました。

最近人気高騰中のキャンベルタウンモルト。

その中でもスプリングバンクと並んで入手困難なキルケランですが、飲んでみる価値は大アリだと思います。

ウイスキー初心者が手始めに飲んでみるウイスキーではないかもしれませんが、少し個性があるウイスキーにチャレンジしてみたいなって人にはおすすめです‼

ウイスキー初心者である私がキルケラン12年を飲んでみた評価は以下の通りです。

ウイスキー初心者へのおすすめ度は70点/100点です。

キャンベルタウンモルトの入門編としておすすめできるウイスキーです✨

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