【部分瘦せは不可能⁉】専門家が姿勢で痩せ見せが可能か解説します‼

部分痩せ

【部分瘦せって不可能⁉】専門家が姿勢で痩せ見せが可能か解説します‼

今まで、部分痩せが可能か否かについて運動や医療行為など様々な視点から解説・検討してきました。

最後に、意外な盲点となる「姿勢」について触れていきます。

痩身を目的にダイエットを行ったとしても、自分の姿勢が原因で「痩せたように見えない」といったこともあります。

この場合はいくらダイエットを行ったとしても根本の問題となる姿勢が改善されなければ効率よく「痩せて見せる」ことはできません。

また逆に、実際にはそこまで痩せるように一生懸命取り組んでいなかったとしても、姿勢を気をつけるだけで「痩せたように見せる」ことは可能になります。

そこで今回は、姿勢に着目して解説していきます。

正しい姿勢と悪い姿勢について

姿勢には一般的に言われている「正しい姿勢」とよく見かけられる「悪い姿勢」とがあります。

まず初めに正しい姿勢と悪い姿勢について解説していきます。

正しい姿勢について

姿勢には教科書的に正しいとされる模範的な姿勢があります。

具体的には頭部・体幹・腕・脚といったそれぞれの身体のパーツが理想的な位置関係にあることが良いとされています。

立った状態での理想的な位置関係は下の図のようになります。

良い姿勢

理想的な姿勢では頭、肩、骨盤、くるぶしが一直線に位置し、腰は少し沿っている(生理的な前弯)ような姿勢になります。

一般的に正しいとされる姿勢ではありますが、この姿勢にも「利点と欠点」があります。

  • 利点:見栄えが良い、身体に偏った負担がかかりにくい
  • 欠点:正しい姿勢をキープし続けるには筋肉による身体の支持が必要になるため、エネルギー効率は良くない

などが挙げられます。

悪い姿勢について~猫背と反り腰~

悪い姿勢の代表格として挙げられるのが皆さんもよく知っている「猫背」と「反り腰」です。

それぞれの姿勢の特徴について解説していきます。

猫背について

猫背とは下の図のように背中が丸まった姿勢になります。

猫背

肩や骨盤に対して頭が前方に位置し、背中は全体的に丸まってきます(後弯)。

比較的高齢な人に多い姿勢のように思えますが、意外と若者にも多いです。

特にデスクワークが多く、長時間パソコンを眺めている人にはこんな姿勢の人が多いかと思います。

悪い姿勢という認識が非常に強いので欠点のみに思えるかもしれませんが、この姿勢にも利点と欠点があります。

  • 利点:多くの筋肉を使う必要がない(背中の靭帯や背筋中心に使用)ので疲れずに姿勢を維持できる
  • 欠点:見た目が美しくない、長い目で見ると腰痛の原因に、だんだんと腰曲がり姿勢になっていってしまう

などが挙げられます。

反り腰

反り腰は下の図のように背中が過度に沿っている姿勢になります。

反り腰

反り腰は頭や肩、脚に対して腰が過度に前側へ出てしまっている姿勢(前弯)を指します。

お腹がポッコリでている中高年~高齢者、比較的若い女性に多い姿勢になります。

この姿勢にもやはり利点と欠点があります。

  • 利点:腹筋などの体幹の筋肉をあまり使うことなく、背骨の彎曲を利用して姿勢を維持するため筋肉の疲労が起こりにくい
  • 欠点:見た目が美しくない、腰痛に繋がりやすい

などが挙げられます。

悪い姿勢と部分痩せの関係

正しい姿勢と比較すると猫背、反り腰ともにお腹は出ているように見えてしまいます。

よって、この姿勢を正すだけで見た目的には部分的に痩せたように見せることも可能になります。

それぞれの姿勢ごとになぜ、お腹が出ているように見えるのかといったことを簡単にですが説明していきます。

猫背の場合
猫背

猫背の場合は、背中が丸まっていることに伴って骨盤が後ろに転がってしまいます(骨盤の後傾)。

これに伴ってお腹がたるんでいるような状態になってしまうので、お腹のなかでも特に下っ腹が出ているように見えてしまいます

これは立っている状態だけでなく座っている状態でも同様のことが言えます。

現代人はデスクワークなど座って作業をすることが多いので、比較的疲れにくい座位姿勢となる猫背になりやすく、下っ腹が出やすいことが考えられます。

また、お尻が下がってしまうため脚も太く見えやすいです。

反り腰の場合
反り腰

反り腰の場合は、頭や骨盤に対してお腹が前に突き出されるような姿勢になるため、お腹全体が出ているように見えやすくなってしまいます

姿勢改善に向けての注意点

今回説明したように姿勢の変化に伴ってお腹が出ているように見えたり、脚が太く見えやすいなど、部分的に太く見えるようになってしまうことがあります。

これは発想を転換すると、姿勢を正すだけで「今まで自分が太く見えていた部分を細く見せることも可能になる」ということにもなります。

ただ、長い年月をかけて作り上げられてきた自分の姿勢ですので、短期間注意するだけでは中々改善も難しいと思います。

また、実際に筋力低下や柔軟性の低下などがあることにより良い姿勢が取れなくなっていることも考えられます。

この場合は、ただ姿勢に気をつけるだけでなく、個々の問題点に対してしっかりとアプローチをしていく必要があります。

まずはご自身の姿勢がどのようになっているのか気に掛けるところからスタートしてみると良いと思います。

まとめ

  • 悪い姿勢に伴い太っているように見えやすくなってしまうことがある
  • よくある悪い姿勢は「猫背」と「反り腰」
  • 姿勢が悪くなるだけで太って見えるということは姿勢を改善するだけで痩せて見えるようにすることもできる
  • まずはご自身の姿勢を気にかけてあげるところからスタート
  • 姿勢と合わせて目の錯覚を駆使することで痩せ見せ効果up!!

*当ブログでは部分痩せについて多方面から検討しています。興味がある方はこちらの記事もご覧ください

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