【ウイスキー初心者の比較レビュー】山崎12年：定価購入困難なジャパニーズウイスキーの代表格

この記事では、ウイスキー初心者の私がウイスキーの飲み比べをした感想を公式ホームページの紹介やウイスキーの達人たちの評価と比較をしています。

世の中にはウイスキーの達人や公式ホームページの紹介などの情報はたくさんありますが、ウイスキー初心者が飲み比べをした情報はあまり多くありません。

しかし、初心者にとって気になるのは実際に初心者がウイスキーを飲んでみた時にどう感じるのか、この点が非常に大きいと思います。

このような取り組みを記事にまとめることでウイスキー初心者が実際にウイスキーを飲むとどの様に感じるかなどの初心者向けの有益な情報が提供できるのではないかと思い記事にまとめることとしました。

今回は第18弾として「山崎12年」を紹介します。

日本を代表するシングルモルトウイスキーを手掛ける山崎蒸溜所が製造するウイスキー。

2003年には、日本で初の快挙となるISCでの金賞を受賞しています。

近年ではプレ値で売買されることもあり、中々手に入れることができなくなっています。

そんな山崎12年をウイスキー初心者である私が飲んでみてどの様に感じたのでしょうか？？

ウイスキーのレビュー

山崎12年は蒸留所の60周年となる、1984年にリリースされました。

2003年には日本で初の快挙となるISCでの金賞を受賞しています。

海外でのジャパニーズウイスキーの評価を高めるきっかけとなった名品でもあり、国内外問わず多くの人気を集めています。

人気を集めている反面、価格もかなり高騰しており、入手しにくいウイスキーとなってしまっています。

熟成樽には「パンチョン樽」、「シェリー樽」、「ミズナラ樽」の原酒が使用されています。

日本人の繊細な味覚を表現したような味わい深いウイスキーに仕上がっています。

それでは実際に山崎12年を飲んでみた感想を公式ホームページでのテイスティングノートやウイスキーの達人たちのコメントと比較してみます。

繊細で複雑、深みのある味わい。

繊細で上品なテイストの日本を代表するシングルモルトウイスキー。

飲み飽きず、幾重にも押し寄せる複雑な香味が、世界を魅了しつづけています。

香り：蜂蜜とバニラを伴う甘い香り。熟した柿、桃、バニラを感じさせる香り。シェリー樽由来の華やかな香りも広がる。
味わい：口に含むとフルーティーな甘みと酸味がバランス良く広がる。徐々にミズナラを感じさせるウッディでスパイシーな味わい。奥行きのある甘味、厚みのある味わい。
余韻：果実のような甘さが現れ、スパイシーな味わいと共に上品にゆったりと続く。甘いバニラ、樽香、心地よく長い余韻。

ボトルデザインはシンプルで高級感がある。

ラベルは高級日本料亭を想わせるような気品がある。

個人的にはスクリューキャップである点も嬉しいです。

コルクだと折れてしまう心配もあるので…

ストレートで飲んでみた感想を記します。

香り：まず最初に鼻に届くのは蜂蜜のような柔らかな優しい甘い香りとフルーティー(白桃？)な香り。アルコール独特な刺激的な香りはほとんどしません。蜂蜜やフルーティーな香りの奥の方にバニラ香も感じます。ただ、個人的には洋風な甘い香りというよりも和菓子を連想するような優しく穏やかな甘い香りと感じました。ホントに繊細です。
味わい：第一印象としてはシェリー樽的な華やかな甘さというよりもミズナラ樽がもつ穏やかな甘さと樽っぽいウッディさを感じました。その後に遅れて若干の酸味を伴うフルーティーな甘さ、最後に若干のビターさが残ります。繊細な香りを邪魔しない穏やかな味わいが日本人の繊細な味覚を見事に表現しているようにも感じました。
余韻：喉に移した後に口の中に広がる余韻はスパイシーな印象を受けます。ただ、余韻は長く、スパイシーさの後にシェリー樽由来なのか、奥の方からレーズンっぽさも感じられます。最後は若干のビターさも残ります。単調な余韻ではなく、時間とともに変化を楽しめる余韻です。

実際に飲んでみた感想としては、非常に美味しいウイスキーだと感じました。

スコッチにはない日本人の繊細な味覚を表現したような繊細な味わい。

綺麗に造られた和菓子と合わせて味わいたいと思いました。