【部分痩せって不可能⁉】ダイエットや部分痩せが注目される背景

部分痩せ

【部分痩せって不可能⁉】ダイエットや部分痩せが注目される背景

昨今の美容、トレーニングブームやSNSの普及もあって「美しい」、「カッコいい」体型を目指す人は非常に多いと思います。

そんな人なら一度は耳にしたことがある「部分痩せ」。

〇〇運動を行うと太ももが〇cm細くなる‼

お腹の脂肪を落とすならマッサージが良いよ‼などなど…

このような情報がテレビ、雑誌、web上、SNSなどでかなり多く見受けられます。

これだけ取り扱われているということは、やはり皆さんも「部分痩せ」に興味を持っているということでしょう。

私自身も部分痩せってホントに可能なの⁉と興味を持ってあれこれ調べてみたことがありました。

そこで、論文や参考書などをもとに実際に調べた中で分かったことなどを複数回に分けてまとめていこうと思います。

先ず手始めにダイエットや部分痩せに関する社会背景などを紹介していきます。

日本人のカロリー摂取の推移とダイエットの関係

日本における20歳以上の1日あたりの摂取カロリーは、近年では減少傾向にあることが報告されています。

実数を見てみると、1975年ころの2226kcalをピークに減弱し、2009年には1865kcalで終戦直後の1903kcalをも下回っているそうです。

このように、こんなにも摂取カロリーが減ってきているということは、普通に考えれば昭和時代などの人と比較して現代人痩せていきそうにも思えます。

しかし、実際には自動車の普及などの技術革新により生活の中で身体を使う機会が減ったことや労働形態が変わり、肉体労働が減ったことなどにより、人々はより便利に快適な生活を送るようになり、1日に消費するエネルギーも少なくなってしまいました。

このような背景があり現代社会では肥満が増加していると言われています。

また、肥満に伴う疾病も多数存在することも相まって、肥満が社会的な問題になってしまっており、痩身(ダイエット)が人々から注目されるようになりました。

一方で、肥満に伴う健康面の危惧といった側面だけでなく、近年ではトレーニングや美容のブームも相まって自身の体型を理想的なものに近づけるために様々な方法でダイエットを行うことが多くなってきています。

その時代によって「理想的なスタイル」は違ってきているようですが、女性の場合「スレンダーで引き締まった体型」を求める人が多く、自身の気になる体の部分としては「お腹」、「太もも」、「ヒップ」が多いようです。ちなみに理想とする芸能人に「菜々緒」を挙げる人が多いとか…

また、スタイルを気にするのは女性特有のものではないようで、男性の場合は、昨今のトレーニング(work out)ブームが代弁するように、「厚い胸板、割れた腹筋」といったムキムキ系な体型を理想とする人が多いようです。

* 厚い胸板割れた腹筋を手に入れるトレーニング方法についても解説しています‼

このように、男女ともに理想的なスタイルに近づくためには余計な脂肪が邪魔になることが多くあります。

実際に個々人のニーズに見合ったスタイルに近づけるためには個人の希望に応じた部位を痩せさせる必要があります。

そこで出てくる話題が「部分痩せ」です。

たしかに自分の望む部位の脂肪を効率的に落としていければ、かなり効率的に理想のスタイルに近づけるように思えます。

しかし、実際にこの部分痩せが本当に可能かどうかといったことは定かではないといった現状もあります。

そこで複数回に分けて「栄養と代謝」、「有酸素運動を中心とした運動」、「筋トレ」、「マッサージ」、「医療行為や特殊機器」、「見た目上の問題(視覚上のフェイク)」などの観点から部分痩せが本当に可能かどうか、研究報告などをもとに調べてみたので記事にまとめていきます。

賛否両論あり、一定の統一された見解が得られていない部分も非常に多い話題でもあるので、予めご理解いただいて読み進めていただければと思います。

今回の参考資料

厚生労働省「国民健康・栄養調査」

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