【ウイスキー初心者の比較レビュー】ラフロイグ10年:正露丸の異名をもつアイラモルトの王

ウイスキー

【ウイスキー初心者の比較レビュー】ラフロイグ10年:正露丸の異名をもつアイラモルトの王

この記事では、ウイスキー初心者の私がウイスキーの飲み比べをした感想を公式ホームページの紹介やウイスキーの達人たちの評価と比較をしています。

世の中にはウイスキーの達人や公式ホームページの紹介などの情報はたくさんありますが、ウイスキー初心者が飲み比べをした情報はあまり多くありません。

しかし、初心者にとって気になるのは実際に初心者がウイスキーを飲んでみた時にどう感じるのか、この点が非常に大きいと思います。

このような取り組みを記事にまとめることでウイスキー初心者が実際にウイスキーを飲むとどの様に感じるかなどの初心者向けの有益な情報が提供できるのではないかと思い記事にまとめることとしました。

今回は第17弾として「ラフロイグ10年」を紹介します。

アイラモルトの中でもひときわクセが強いことで有名なラフロイグ。

好きな人はとことん好きになり、苦手な人は全く受け付けないといっても過言ではないくらいクセが強いです。

ラフロイグが持つ独特なスモーキーさが好き嫌いを大きく分けています。

そんなラフロイグのフラッグシップ商品がラフロイグ10年です。

初心者には少し敷居が高いように感じてしまうかもしれませんが、ハマるとどっぷりウイスキー沼にはまり込んでしまい抜け出せなくなること間違いなしです。

そんなラフロイグ10年をウイスキー初心者である私が飲んでみてどの様に感じたのでしょうか?

ラフロイグ10年ってどんなウイスキー??

suntory.co.jpより

アイラ島でつくられるウイスキーは、 総じてスモーキーで海藻や潮の香のといった独特な個性を特性を持ち合わせていますが、「ラフロイグ」はスモーキー・アイラを象徴するウイスキーです。

ラフロイグを手掛けるラフロイグ蒸溜所はアイラ島南岸に位置し、創業は1815年と歴史と伝統のある蒸溜所です。

正露丸のような薬品を想わせるヨード様の独特な香りに、 味わいはオイリーで濃厚、やや塩っぽくてドライな後味といった強烈な個性があり、昔から「惚れ込むか、大嫌いになるかのどちらか」 と評されてきたウイスキーです。

ラフロイグは1994年にスコットランドで初めて英国王室御用達のシングルモルトウイスキーと認定されました。

チャールズ皇太子が愛飲するウイスキーとしても有名です。

ちなみに、ラフロイグとはゲール語で、広い入り江の美しい窪地という意味しており、ラフロイグ蒸溜所がある地形を表す言葉にもなっています。

・ラフロイグ10年の基本情報

商品名ラフロイグ10年
製造ラフロイグ蒸溜所
原産地スコットランド(アイラ島)
原材料モルト
アルコール度数43%
*並行輸入品の場合40%
価格5600円(参考小売価格)
*並行輸入品であれば4000円程度で販売されていることが多いです
ウェブサイトLAPHROAIG

*航空写真モードにすると景色などのイメージがわきやすいです

ラフロイグ10年を飲んでみた感想:味わい、香りの特徴など

それでは実際にラフロイグ10年を飲んでみた感想を公式ホームページのテイスティングノートやウイスキーの達人のコメントなどと比較して紹介していきます。

ラフロイグ10年の公式ホームページのテイスティングノートの評価とウイスキーの達人のコメント

ピートの効いた麦芽から生みだされるシングルモルト。

爽快なピート香や磯の香りを思わせる個性的な味わいで、世界中のウイスキー・ファンを魅了しつづけています。

  • 香り:爽快なピート・海を感じる磯っぽいヨードの香り。正露丸を連想させるようなや少し薬品っぽさを感じる独特なスモーキーさ。
  • 味わい:口に含むとバニラ系な滑らかな甘さ。ハーブやスモーキーな味わいが華やかで刺激的に折り重なり現れる。滑らかでややオイリーなコクもある。
  • 余韻:口に含んだ時に広がったヨードの香り、スモーキーフレーバーがゆったりと長く続く。海藻を思わせるユニークな心地よい後味。

ウイスキー初心者が飲んでみた感想

ボトルデザインはシンプルでカッコいいです。

部屋に飾っておきたくなるようなカッコよさ✨

ストレートで飲んでみた感想を記します。

  • 香り:グラスに鼻を近づけた段階で感じる個性の強さ。磯やヨードの香りなのか薬っぽい香りなのか、苦手な人はホントにダメそうなスモーキーフレーバー(笑)。私はそこまで気になりませんでした。何回か香りをチェックしていると奥の方から酸味を伴う甘い香りもほんのりと感じることができました。かなり抽象的な表現になりますが、個人的には木造の小学校とか廃屋といったどこかノスタルジックな気分を感じさせてくれる香りだなと感じました。
  • 味わい:口に含んだ時のアルコールのピリピリ感は少ないです。口に含んだ直後、香りからは想像しにくいくらいの滑らかな甘さが広がります。時間経過とともにビターさに変わり、飲みこむ段階では個性が強いスモーキーな味わいが口の中に広がります。ただクセが強いだけでなく、香りと味のギャップ、口に含んでから飲みこむまでの味わいの変化がホントに秀逸。ゆっくりと味わいたいと思います。
  • 余韻:飲み込む段階で口の中に広がっている磯の香りやヨードの香りを含む独特なスモーキーフレーバーが余韻として口の中に広がり、味わいとしてはビターさが少し残ります。ゆったりと長く余韻が残ります。

記事を書くためにしっかりと味わいながら飲んでみると、ホントに美味しいウイスキーだなって感じました。

好き嫌いが分かれるウイスキーですが、私は好きなタイプでした。

他のウイスキーとはひと味違う個性がしっかりとあるウイスキーだなって思いました。

ゆっくりと音楽を聴きながら読書をする時や自宅でパソコン作業をする時などにゆっくりと飲みたい、少し大人なウイスキーだと思いました。

ウイスキー初心者へのおすすめ度

今回はラフロイグ10年を紹介しました。

クセが強いと言われるアイラモルトの中でも、特にクセが強いと言われるラフロイグ。

そのラフロイグのフラッグシップ商品であるラフロイグ10年も例外なくクセが強いウイスキーでした。

ただ、クセが強いだけでなく、クセの奥には秀逸な味わいや香りが広がっており、これがラフロイグ好きを夢中にさせる要因なのかなと思いました。

ウイスキー初心者へのおすすめ度は60点/100点です。

いきなり試してみるとクセの強さに驚いてウイスキーのハードルが高くしてしまいそうです。

複数銘柄を飲んでみて、スモーキーなウイスキーを飲んでも大丈夫なことを確認して挑戦してみることをおすすめします。

ハマるととことんハマり込んでいってしまうウイスキーです。

おすすめアイテム

コメント

タイトルとURLをコピーしました